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東京都ネットワーク構築事業
発達障害の支援を考える
 2005年に発達障害者基本法が施行され、8年目となりました。2010年の障害者自立支援法改正では発達障害が対象となるなど、支援はさまざまな形で広がっています。どの支援機関にも発達障害者の相談は増加し、今後もさらに増えていく事が予想されています。
 そんな中、支援者にとっては、「今までと同じ支援方法ではうまくいかない事が多い」「特性に応じた効果的な支援とは…」という声も聞かれ、不全感や悩みを持ちながらも日々手探りで向き合っているという声を耳にします。

 そこで今回は、立川パークサイドクリニックの相談室長・齋藤順子先生をお招きし、30数名と少しちいさなグループで「発達障害の基礎知識とそれに対する基本的な支援」、さらには「就労支援をする際に押さえておかなければならないポイント」を教えていただきました。


 基本的な理論の確認からはじまり、「幼児期から成人期の各ライフステージにおける障害や困難さ」や「理解するための作業仮説」、「特徴的なコミュニケーション様式」、「対応方法・援助のポイント」を具体的に教えていただきました。齋藤先生が実際の相談場面でどのように向き合われているのかが連想できるようなお話ぶりがとても印象的で、「そういえば自分もあの人とやりとりしたけど○○という言い方をすれば良かったのか」と思い出しながら参加していました。
 皆さまのアンケートでも「一般論的な講演ではなく、講師の経験やエピソードに基づいた具体的な事例を聞くことが出来たのが良かったと思う」、「実際の場面での対応がみえてきた。今後の対応の仕方が考えられた」、「支援者側の精神的ゆとりが大切であると気付きました」などの声をいただきました。
 支援者自身も、合間にひといき入れたり(夕方にチョコレート1つ、など良いそうです!)、気分転換するなどエネルギーを保ちながら、日々の支援に生かしていければと感じました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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