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沖縄タウンミーティング報告書
 平成28年7月1日(金)から2日(土)にかけて、全国就労移行支援事業所連絡協議会(当法人が副代表をしています)が主催の沖縄県浦添市で行われた、暑く・熱い「第五回 就労移行支援タウンミーティング in OKINAWA」参加してきました。
 1日目は県内でも毎年2ケタの就労実績のある「那覇市身体障害者福祉協会・指定就労移行支援事業所 障害者就労支援センター さわやか」へ見学に行かせていただきました。
 中原所長の「就労したいという気持ちやその人の夢に合わせて、真の自立を目指した支援を大切にしている」という言葉がとても印象的で、所内訓練・企業実習を通して、いかにジョブマッチングを進めていけるかが重要とのお話しでした。
 「就労相談」と「就労移行支援事業」そして那覇市単独の「ジョブサポーター養成派遣事業」を軸に障害をお持ちの方への支援を行っているとのことでした。
 また、求職活動から就職後の支援も手厚く、ジョブコーチによる求人・業務内容の整理や加工、有償ボランティアであるジョブサポーターの派遣を行っています。
 さらに職場定着に向けた予防・早期発見・対応・モチベーションの維持を行い、各事業所と連携をとり定着を進めているとのことでした。
 有償ボランティアの活用と連携、地域への障害者雇用への周知・理解の促進…新しい考え方にたくさんの刺激をもらえた一日目になりました。


 2日目は浦添市にある「てだこホール」で「第五回 就労移行支援タウンミーティング in OKINAWA」が行われ、総勢200名を超える方々が県内外から参加され、大盛況になりました。


 県内外からの実践報告では、精神・発達・高次脳機能障害、障害は違えど福祉の基本である「利用者に寄り添う」というメッセージが随所に散りばめられた内容でした。また、意見交換では利用者獲得の工夫や、職場定着までの話の中で、各事業所の取組みや苦労の話もあり、当法人の悩みは地方でも同じ状況にあることもわかり、安心した部分もありました。(とはいっても、我々はトップランナーを目指していくためにも、もう一工夫が必要なのかもしれませんが…。)
 最後に報酬改定の見直しなどの目の離せない国の動向や就労実績の2極化などの課題が山積みの中、全国就労移行支援事業所連絡協議会が中心となって、今まで以上に国に届けていくことが必要と感じた研修になりました。
 また、支援者としての基本に立ち戻ることができた二日間になりました。


障害者就業・生活支援センター オープナー
川田 俊也
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