[受付終了]第2回 精神障害者就労定着支援連絡会『障害者雇用における雇用の質を考える』開催のおしらせ

オープナー 2022/12/26

連絡会

オープナーより精神障害者就労定着支援連絡会『障害者雇用における雇用の質を考える』開催のおしらせをさせていただきます。

障害者雇用は障害者雇用数をはじめ、実雇用率など右肩上がりに増加しています。増加の背景としては、雇用率制度の代表とされる制度の改正。特例子会社の設立増を含めた企業のコンプライアンス、CSRへの意識の高まり、就労移行支援事業、就労定着支援事業などの就労支援を行う福祉サービスの充実、加えて当事者が、障害者手帳を利用して働くことへの抵抗感の減少など様々ことが考えられます。『数』の充実は図られていますが、一方で精神障害者の就労定着率は半数程度にとどまっており、大きな課題となっています。まだまだ障害者雇用が、『数』を求められており、『雇用の質』の向上に目が向けられていない状況なのではないでしょうか。

今回の連絡会では、厚生労働省職業安定局障害者雇用対策課 課長 小野寺徳子氏に、超短時間労働などの雇用促進法の改正について中心的に、障害者雇用の今後についてお話しいただきます。

後半には精神障害者を雇用する企業 2社のご担当者様に障碍者の雇用の状況、雇用の質の向上のための取り組み状況や課題についてお話しいただきます。

『働くこと』は生活を維持する上でとても大事なことです。しかし私たちは収入を得るためだけに働いているわけではありません。人としての成長や社会とのつながりを得る機会にもなっています。障害ある方の就労にとってもそれはとても重要なことです。現在の障害者雇用はどのような状況にあるのか、今後どうあるべきなのかについて参加される皆様と共有していきたいと思っています。どうぞ奮ってご参加ください。

詳細はこちらのチラシをご覧ください⇒令和4年度第2回チラシURL版

日 時  令和5年2月6日 (月)13:00~16:30

方 法  ZOOMによるオンライン開催(見逃し配信の予定あり)

内 容 『障害者雇用における雇用の質を考える』

行政説明   厚生労働省職業安定局障害者雇用対策課 課長 小野寺徳子氏

実践報告   みずほビジネスチャレンジド 平賀 正樹氏

リゾートトラスト株式会社  北沢 健氏

対 象   企業、医療機関、就労支援機関、教育、行政など精神障害者の就労支援・障害者雇用に関わる皆様

定 員  50名

費 用  無料

お申込み 下記アドレスのgoogleフォームにて必要項目をご入力ください。受付を終了いたしました。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdvSvkVstVrP-fVFA2Z-W4Az9fLG2vp-ViftXrIf20FUJpspA/viewform

※セキュリティの関係上、フォームでのお申し込みができない場合は貴社名、参加者名、メールアドレス、住所、連絡先、見逃し配信の有無をご記入の上、opener@shuro.jpまでご連絡ください。

宣言解除を受けてピアスより

ピアス 2021/10/04

10月1日(金)の緊急事態宣言解除を受けて、ピアスよりみなさまにお知らせします。

  • 16:00までとしていた開所時間を、従来の17:00までに戻します。

電話についても従来通り17:00まで対応します。ご協力ありがとうございました。

  • OB会についても、ピアスでの開催を基本としますが、オンラインでの参加も可能とし、安心して参加してもらえるよう引き続き工夫していきます。

秋の気持ち良い日々を、みなさんとピアスで一緒の時間を過ごせることをうれしく思います。とはいえ都のメッセージのように、感染対策が重要であることは今後も変わりありません。交通機関の混雑時間帯を避けられるようトレーニング時間は引き続き10:00~14:45とし、当面は16:00を目途に帰宅してもらうなど、社会状況を見ながら取り組んでいきます。

よろしくお願いいたします。

相模原殺傷事件から1年~何が変わったのか・・・~

法人本部 2017/07/28

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が刺殺、27人が負傷するという事件が起きてから1年が過経ちました。ご遺族、施設関係者の方々、そして何より被害に遭われた当事者の皆さんの事を思うと、どんな一年を過ごされたのか心が痛みます。そして、亡くなられた19人のご冥福を改めて祈らずにはいられません。

さて、死傷者合わせれば46人という戦後最悪の犠牲者を出したこの事件、発生当初は「とんでもない事が起こってしまった…」と、えも言われぬ恐怖感に襲われた事を思い出します。犯人が発したという「障害者はいなくなればいい」という言葉は、「精神障害者の幸せ実現」を目指し、活動を続けてきた私達を、大いに傷つけるものでした。自分たちが確信を持ちながら歩み続けてきた道の足元は、この様にも脆く危ういものであったのだと痛感させられもしました。

それから一年、この事件をきっかけに何か変わったのだろうか?と考えてみます。国ではこの事件を踏まえ、精神保健福祉法改正の議論がされました。しかし議論の中身は、犯人が事件前に措置入院をしていた事から、「措置入院制度の強化とその後のフォロー体制作り」に終始されました。しかし、今回の事件は、精神科医療の不備だけで起きたのかと言えば、そうではありません。この流れで措置入院が強化されていく事は、これまで積み上げてきた「病院から地域へ」の流れや、自発的入院の推進から大きく後退をします。また、フォロー体制作りについても、ご本人が望むものでなければ、ただの地域管理になってしまうでしょう。事件の再発防止を押し付けるかの様に行われたこの改正には、様々な危険が潜んでいると思います。

先日テレビを見ていたら、「何も変わらない一年だった。」というご遺族の言葉が紹介されました。確かに、具体的な手立てがないまま、弱者をバッシングする世の中の風潮は、さらに増していくように感じます。また、年明けになったこの事件の裁判では、被害者の名前は一切明かされない事が決まり、盛んに議論された匿名性の問題についても結局そのままになっています。その他、「開かれた施設とセキュリティーの問題」「過酷な福祉現場とそこから出てくる職員の本音」など、この事件は私達の目の前に様々な矛盾を突き付けました。

ある映画監督がこんな事を言っていました。「どんな事件にも、特異性と普遍性がある。」と… 最初はその特異性に目がいったこの事件ですが、時間が経つとそれは犯人の中にある特異なものではなく、私達の中にもある普遍的なものなのだという事に気が付きます。そしてそれは、なかなか解決し難い課題を、たくさん抱えたものでもあります。でも、議論し続ける事、考え続ける事が大切なのだと思っています。棕櫚亭でもこの問題を考え、分らないなりも自分たちの思いを発信し続けたいと思います。

棕櫚亭が開所してから30年が経ちました。精神障害者の方々を取り巻く状況は、病院に収容されるだけの時代から、地域で当たり前に暮らす時代を経て、社会に出て働くことが出来る時代へと変化しました。ですから、ここまで来た歩みを止めることなく、やはり「開かれた組織」であり続けたいと思います。そして、一人でも多く方の「幸せ実現」のお手伝いが出来ればと思っています。

多摩棕櫚亭協会 理事長 小林由美子

 

 

 

 

 

「多摩棕櫚亭協会 報告会&講演会」開催のお知らせ

研修会 2016/06/08

昨年の7月に7年ぶりの活動報告会を開催してから、早いもので一年が経とうとしています。
私達、多摩棕櫚亭協会は、前回の報告会を経て「もう一度地域とつながり直す大切さ」を感じながら一年を過ごしてきました。また一方、現場では就労支援や生活支援を通し、精神障がい者の方々が地域でいきいきと暮らしていくための試行錯誤が続いています。そんな一年の様子を、この報告会で皆さんにお伝え出来ればと思っています。
また第二部では、昨年に引き続き、相変わらず関心の高い発達障害についての講演会を行います。

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