「夏休みに給食がなくて痩せちゃう子供達がいるんですって、何とかできないかしら?」
そう言って民生委員さんたちがピアスに駆け込んできたのが始まりでした。その後生長の家神の国寮、公民館、市の職員、スクールカウンセラー等が集まり何回か会合を重ねました。地域に向けて20年間お弁当配達をしているピアスは夕方の20食200円の弁当配達を引き受けました。神の国寮はコスモス広場を提供、スクールカウンセラーはそれを必要としている子供を紹介、子供達に対応しつつ、話しかけたり、送っていったりするのは民生委員の女性達と集まったボランティア・・そんな分担が自然に出来た(おいしい時間)の第3回の実施報告会でした。
「わぁ、今回はリラックスしてた、いい笑顔だったね。」
「帰りがちょっと心配だった空、もっと早く出ようかしら」
などなど報告する人達の優しい会話にこちらもうれしくなりました。
「棕櫚亭さんのご飯が美味しい、インゲンの胡麻和え最高」
「子供達が、美味しいご飯をみんなで食べること、が一番の目標だからしつけやルール等は後から考えよう」
「又来たい!」
って言われるようにしたい・・そんな報告を聞きながらなんだか棕櫚亭の始まりのときみたいだと思いました。聞けば一緒に来るお母さんも安心して食べている様子、その報告を「よかったー、嬉しいね」と言い合う方々が、地域でいろいろな活動をしているのですね。
そういえば昨年から公民館の学習支援室(国立ラボ)にも夕方からお弁当を配達していますが、こちらは小中学生で食欲旺盛だから足りないこともあるとか、とにかく美味しい、嬉しい、助かると言われています・・関わる人も一生懸命だし、みんなで食べながらいい時間を過ごしていくさまざまな地域の活動に、近頃はよく声がかかるようになりました。
棕櫚亭も普段とは又違う形ですが、こんな風にお役に立ててとても幸せです。