9月25日、国立市にお住いの宮内さんと、国立市社会福祉協議会の飯田さんが、棕櫚亭の見学にいらっしゃいました。宮内さんは、国立市で依存症の自助グループを立ち上げる予定で、飯田さんは立ち上げに関わっていくという目的でした。
2人は各施設を見学されていかれましたが、宮内さんがピアスⅡを見学した折、ピッキングの練習が、以前、障害者職業センターで経験したのと同じ内容であることにびっくりして、「私も以前はこういう練習をしていました。」と懐かしむ一場面もありました。さらに各施設を回った後には、「現在はスーパーで仕事をしていますが、もっと早く棕櫚亭を知っていたら、利用したかった。」と、おっしゃっていました。
見学し終わった後、理事長の小林さんも交えて質疑応答の時間をもちました。棕櫚亭SPJ(PEER事務局)の話題もでたので、現在SPJは働く当事者の自助グループで月一回茶話会を開いていることを話しました。何故働く人のグループにしたのか、茶話会のテーマはどういうテーマなのか突っ込んだ質問もありました。今度立ち上げる予定の「ぶどうの会」は参加者を絞ることなく皆に開かれていて、話すテーマもいろいろ用意したいとのことでした。社協の飯田さんは良き相談相手として、関わってくださるようで、私たちの会話を一生懸命聞いてメモを取っていました。
国立市に依存症の自助グループが立ち上がると聞いて、助かる人はたくさんいるかと思います。今日の見学が将来、少しでも役に立てばと願ってやみません。 (櫻井 博)