10月27日の午後の時間を使って、平成29年前期Day合宿を行ないました。開催に当たって、利用者の皆さんにはご協力いただきありがとうございました。
この合宿は、年度の始めにたてた活動目標と、この前半期に行なった各事業所の活動をすり合わせて、報告、検討する場となっています。全職員が集まれることがほとんどないので貴重な時間となっています。
各事業所共に概ね順調に活動していることが確認できましたが、就労系事業所は就労支援上の悩み、生活系事業所は生活支援上の悩みなどが話題としてのぼり、共有できました。
そして、それぞれの活動とその報告の中で見えてきたことは、就労支援も生活(医療)支援も平成30年の法律改正でダイナミックに施策を国が動かそうとしているということです。世界的にみて精神医療が遅れている状況への改善の動きともみてとれますが、一方で国庫支出の削減という国の方向性が強く打ち出されているようにも思えてきます。
また、昨今マスコミでも取り上げられている様な、貧困の問題、児童虐待、不登校の問題なども私たちの支援とは無関係ではなく、むしろ今後は更に身近な問題になってくるだろうということも共有できました。
今回のDay合宿は、複雑な精神保健福祉やその周辺状況を情報共有することで、私たちの法人がすすむべき方向性を考える良い機会になりました。そういう意味では引き続き、各々の職員も社会の動きにいろんなアンテナを張りながら、意見交換し、「利用者の幸せ実現」につながるような活動展開を考えていきたいと改めて思いました。
ピアス 荒木 浩