4月のメニュー表が出来上がりました!
明日から新年度ですね。新しい環境でも、ぜひご愛顧くださいませ。
ご注文、お待ちしています!
今回はオープナーの職場定着支援を活用しつつ、長く働き続けている廣澤梨菜さん、上司にあたるデロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社の佐藤道彦さんにインタビューを実施しました。
廣澤 梨菜さん (デロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社)
廣澤さん:2014年に入社しました。グループ会社の1つに出向し、総務で働いています。
皆さんが使う備品の補充や環境整備をしています。コロナ対策に関する作業ではソーシャルディスタンスが取れるように椅子の配置替えやパーテーションの準備などもしました。他に突発的な業務や新しく就職する方、退職する方のロッカー整理なども行っています。勤務時間は9:30~17:30、休憩1時間です。
社風としては、企業内ジョブコーチがいて、フレンドリーな職場です。障害者に対して優しくしてくれますし、障害者雇用のメンバーが多くなってきたので周りの方も慣れてきているのかもと思います。
廣澤さん:特別支援学校(高校)を卒業後、特例子会社で7年勤め、清掃を5年やりました。異動になって給与明細チェックなどの事務補助を担当したこともあります。
「あなたの障害は軽いから周りをサポートできるでしょ」と言われることがあって、自分の中では悩むこともあったので軽いと言われても納得できず、他にも人間関係で悩んだことと、ステップアップをしたかったのもあって両親やオープナーの支援者に相談し、転職することにしました。
廣澤さん:社会人生活10年目くらいになりますが、特別支援学校の頃はタイムカードを押すことも知りませんでした。体調を自分でコントロールすること、生活習慣を整えること、社会人としての言葉遣い、ホウレンソウの方法、稼いだお金の中で生活することなど、働きながら社会人としての基本を教わりました。
今の職場では、メールやskypeの使い方を覚えました。文字でのコミュニケーションも多いです。自分の上司ではない人とやり取りをすることもあります。
廣澤さん:特別支援学校の先生の勢い(笑)学生時代から、理解が得られる就職をしようと思っていました。
メリットは、ジョブコーチと支援者がいて、上司と自分の間に立ってくれる人がいることです。全然違うなと感じます。ジョブコーチには自分の気持ちを聞いてもらったり、指示を受けて具体的にどう動いていくかの相談をしています。
デメリットはあまり感じません。今の職場は職場内に障害者雇用の人がいることが当たり前になっています。何かあっても「自分だけじゃないんだ」って思うし、共感してくれる環境です。色々あっても大丈夫。
廣澤さん:1番は「やさしさ」。仕事では色々な人と接点がありますが、自分の伝え方がぶっきらぼうになってしまったら、あとで後悔するかもしれない。あんなこと言わなきゃよかったと後悔しないようにコミュニケーションをするようにしています。
あとは「趣味」を大切にしています。
趣味のために頑張れる、働いてないとCDも買えない、コンサートにも行けない、どこにも行けなくなってしまうから頑張ろう!と思っています。
長く働く為にも体力的にも気持ち的にも、良く寝て、次の日に備えています。何か新しいことが急に来ると「聞いてない!」と余裕がなくなってしまうし、私は「準備しておくといいタイプ」だとわかりました。
廣澤さん:上司から指示がきた時に理解し辛い時、どう動いたらいいかイメージし辛い時に一緒に考えてもらっています。
苦手な仕事でもふられることはあります。重い荷物持たされたり(笑)
難しい仕事が来た時には、ジョブコーチと相談してモチベーションを上げて取り組むこともあります。
以前は仕事の指示があいまいだったり、難しかったこともありました。今はジョブコーチにいったん相談して、取り組み方を考えるようにしています。疲れている時は、休みの取り方を相談することもあります。
廣澤さん:仕事でモヤモヤしちゃった時は、職場のジョブコーチにすぐ言うようにしています。それでもダメな時は支援機関にも言って、片方だけじゃなく両方に言って把握してもらうようにしています。
ジョブコーチにも親にも言えない、友達にも言えない!という相談事が時々あります。そういう話はオープナーの支援者に話しています。家族に言ってもな・・・と思うこともあるので。
廣澤さん:周りに障害者の方がいなくて、自分だけが障害者って思っている人も多いと思います。つらいこともあるとは思いますが、「自分はどうせ出来ない」と思うのではなく、相手の気持ちも考えて動いていこうよと思います。「自分自分」じゃいけないし、自分にも周りにも優しさを持ってほしいなと思います。
就職する前に「自分の生活リズム」と「体調を整える方法」を知っておくといいと思います。例えば、夜更かしすると次の日辛いな、睡眠何時間はないとだめだな、みたいな。
あと自分の限界。遊びたくても、金曜日と土曜日はいいけど、日曜日はダメとか、具体的にわかっているといいと思います。
佐藤さん(デロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社)
佐藤さん:非常に明るい方で、お洒落さんですね!
仕事に対して“嫌と言わない方”です。自ら率先してチャレンジして下さって、本当に助かっています。最近入社した後輩にとっては“廣澤さんみたいにやればいいんだな”と身近なロールモデルにもなってくれています。挨拶もとても良いですね。気持ちよく挨拶してくれます。
佐藤さん:上司は仕事をお願いする時には「今よりももう一歩先の、この仕事まで任せてみよう」と采配しています。現場にはジョブコーチ・指導員がいて、上司からの指示をそれぞれに合わせて伝えてくれたり、相談にのっています。私の方は無茶振り係ですね(笑)廣澤さん達が「やります!」と言ってくれるので。
佐藤さん:デロイト トーマツ グループ全体では約14500人の社員がいますが、そのうち220人程度が障害者雇用の方です。半分以上は特例子会社の「トーマツ チャレンジド」の所属で、残りは廣澤さんのように各法人で独自採用している方です。
私が心がけていることは「機会と情報を平等にすること」です。変に腫れ物に触るようなことはしません。彼らにも成長の機会を作り、新しいことにチャレンジをしてもらいたい。成長している実感が定着につながるといいと考えています。
佐藤さん:指導員は就業中でのサポートを担っていますが、就労支援機関には生活面でのサポートをお願いしたいです。不調になる理由は仕事と生活、両方にまたがっていることが多い様に感じます。支援機関からも職場の方へ連絡を頂きながら、”夫婦の様に“連携しながら一緒に考えていきたいです。
佐藤さん:雇用しているのは「あくまで仕事して頂く為」。「障害を持っているからこれくらいでいいよね」ということではなく、戦力の一人として入ってきて頂きたい。
あと大切なことは安定して働けること。「ちゃんと働ける体調になってから来てください」と伝えたいです。出社してから「体調が悪いので帰らせて頂きます」というようなことはあると思います。ですが、続くようだと重要な仕事をお任せすることが出来ません。そういった準備を経て、多様なスキルや経験をもった方がいるといいなと考えています。
ジョブコーチの吉野さん(左)と廣澤さん
オープナー主催・精神障害者就労定着支援連絡会 「目から鱗!採用面接を見直す~面接は互いのコミュニケーションでみちがえる~」が2月24日(水)に開催されました。当日は多数の皆様にご覧いただきました。この場をかりて御礼申し上げます。
当日の様子をオンデマンド配信形式に再編集いたしましたので、ご視聴いただければ幸いです。
視聴期間:3月31日(水)まで
来年度も精神障害者就労定着支援連絡会は継続していきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
先日お伝えしましたように、社会福祉法人多摩棕櫚亭協会が「令和2年度 東京都女性活躍推進大賞」を受賞いたしました。
受賞におきましては、贈呈式が2月に都庁で行なわれる予定でしたが、残念ながら今年度は緊急事態宣言で中止となっています。
ただ、引き続きメディアに取り上げられる予定になっていますので、2点お知らせいたします。
●日本経済新聞 3月20日号(東京地区版・東京都広告)
●テレビ朝日「東京サイト」3月23日(火)13時45分~13時49分放送(関東地区にて放送)
尚、放送後、番組HP(https://www.tv-asahi.co.jp/t-site/)で動画を約6カ月配信されるようですので、お見逃しになった方はそちらをチェックしてください。
多摩棕櫚亭協会 法人本部
棕櫚亭賛助会通信「はれのちくもり」第131号(2021年3月号)を発行しました。
この度は新型コロナウイルスによる影響もあり通信の発行が遅れ、皆様へご迷惑・ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
年度末となりますが、ようやくお届けできる運びとなりました。
今回の内容は
です。是非ご一読くださいませ。
また、賛助会へのご入会や通信のお受け取りをご希望される方につきましては、こちらのページ(→賛助会へのご入会)をご覧ください。
なお、お手元に届いていない会員の方や、住所変更等希望される方がいらっしゃいましたら、お手数ですが棕櫚亭までご連絡くださいますと幸いです。
[4/30更新]公開を終了いたしました。沢山のご視聴、プログラムでの利用、ありがとうございました!
[3/22更新]ご要望多数の為、配信期間の延長が決定しました。4/30(金)までの公開と致します。
[3/13更新] 3/13(土)にお申込済の皆様へ配信URLをメール致しました。3/15(月)9時より公開となります。
[3/12更新] 多数のお申し込みをありがとうございます。3/9(火)をもちまして申込締切とさせて頂きます。
この度「働く当事者からのメッセージ」シリーズ第10弾として、働く当事者に聞く ~「働く動機、そして働き続けるとは?~」と題し当事者セミナーを行うこととなりました。
例年はお集まりいただき開催してきました当事者セミナーですが、新型コロナウィルス感染予防の観点から本年度はオンデマンド配信での開催となります。
大変恐縮ですが、視聴につきましては、別紙の「当事者セミナー視聴にあたってのお願い」をご提出いただいた、デイケア・事業所が対象となります。
今回お願いしております「視聴にあたってのお願い」は、オンデマンド開催が初めての取り組みであり、登壇する当事者の方に安心、安全にご講演いただくため、またセミナーが成功となるように、ご協力をお願いしております。
つきましては、皆様にご周知していただき、職場定着への活用をご検討いただけましたら、幸いです。
【オンデマンド配信視聴方法】
同封しました「視聴申込書」・「当事者セミナー視聴にあたってのお願い」をお送りいただいた後、3月上旬ごろにURLをご案内いたします。配信期間にプログラム開催が難しい等ありましたら、ご相談ください。
視聴申し込み締め切り | 3月8日(月) |
オンデマンド配信 | 4月30日(金)まで延長いたします |
お問い合わせ先:オープナー 川田・高橋(042-577-0079)
先日、非常事態宣言が2週間延長されました。
宣言に伴って、なびぃでも3月21日まで、以下の感染防止の取り組みを引き続き行ってまいります。
≪各種プログラムについて≫
〇開催時間・利用時間の短縮や、人数を縮小しながら継続して行います。
〇お楽しみ会は、非常事態宣言中は休止とさせていただきます。
≪相談等の個別支援について≫
〇訪問や面談から、電話での面談への変更や、延期などご希望がある場合にはお声かけください。
≪来所時の体温や健康チェックと手洗いのお願い≫ 〇いままでの体温チェックやアルコール消毒に加え、健康チェックや石けんでの手洗いをお願いしています。
ご不便をおかけしますが、引き続きご協力いただけますようお願い致します。
遅くなってしまい申し訳ありません。
3月の予定をお知らせします。
3月も緊急事態宣言の間は開所時間を9:00~15:00に短縮致します。
そして3月は契約更新月です。
予定表をご確認の上、契約更新日に来所してください。
都合がつかない方は別の日を調整するのでお電話でご相談ください。
棕櫚亭Ⅰも引き続き感染症対策をしっかりしながら運営をしていきます(^^)/
また今年は去年行くことが出来なかった大学通りのお花見も出来たらいいなあと考えています!
みなさまも体調にはお気をつけください!(^^)!
3月の予定表はこちら→3月月間予定表