なびぃ通信で、「9/1 フリースペース閉所」とお知らせしましたが
開所となりました。
14:00~18:00の時間で、ご利用くださいませ。
なびぃ通信で、「9/1 フリースペース閉所」とお知らせしましたが
開所となりました。
14:00~18:00の時間で、ご利用くださいませ。
こんにちは!8月上旬に今年度第2号目となる「棕櫚亭Ⅰ通信」を発行いたしました。
メンバーのみなさんご覧いただけましたでしょうか?
もし、お手元に届いていないという方がいれば棕櫚亭Ⅰまでご連絡ください。
それでは、今月の活動報告です📢
・納涼会
夏休みに入る前に納涼会を行いました。
射的・輪投げ・釣りの3種目の景品は駄菓子!
職員も含め、童心にかえってみんなで楽しみました。
・お茶会
今月は「抹茶+クッキー」を頂きました。
お抹茶を立てて味も香りも楽しみました🍵
・プラ板づくり
今年度に入って初のプラ板づくりでした。
みんなで黙々と作り、思い思いの作品が出来上がりました!
~お知らせ~ 9/10(土)11(日) 「福祉のつどい」@くにたち福祉会館にて 棕櫚亭Ⅰの作品が展示されます。 展示場所は3階廊下(7月の絵画展と同じスペースです) ぜひお越しください☺ |
9月は防災館、Lifeプログラムなど久しぶりに行うプログラムを予定しています。
みなさまのご参加お待ちしています!
去る 7月15日(金)に多摩就労支援ネットワーク連絡会を開催しました。
ホームページへの掲載が遅くなってしまい、申し訳ありません。
さて、昨年度まではコロナ渦で密を避けるためにオンラインでしたが、約、2年ぶりに対面式で開催しました。100名入る会場で、定員を50名に設定し、結果、約60名の方にご参加いただきました。もちろん一席ごとに座っていただくことや、席の間にパーテーションの設置、消毒や換気、受付も密にならないように入口を2つ設けるなど、クラスターにならないように、細心の感染対策を十分に行いました。
さて、講演テーマですが
「障害者雇用は本当に進んだのか?」と題し、企業における障害者雇用の現状について、一般社団法人障害者雇用企業支援協会(SACEC) 専務理事・障害者雇用アドバイザーの石崎雅人氏にご講演して頂きました。
障害者雇用は、この10年で、障害者雇用促進法の改正や就労支援関連のサービスの充実などにより、雇用障害者数は59万人を超え、大きく前進しています。つまり、結論としては、「障害者雇用は進んでいる」が、課題は山積とのことでした。
では、どのように変化し、どのような課題があるのでしょうか?
講演会では、障害がある方が「障害雇用率がなくても、私を雇いますか?」企業側は何も答えられなかった。と、石崎氏の過去のエピソードを話してくれました。
障害がある方のとてもまっすぐな質問だと思いました。本当に雇用したくて雇用さているのか、必要とされているのか不安の中、働いている気持ちが出ていると思いました。
「雇用率があるからこそ雇われている」流れになっていることも、とても大切な現状が露わになったエピソードだと思いました。
講演会の中で、次のようなテーマで以下のような話をしてくれました。
“企業はなぜ障害者雇用に取り組むのか?”
まず障害雇用はなぜ必要なのか?特例子会社の役割などについて、そして、国連総会で全加盟国が合意したSDGsの目標も雇用に関係しているとのことなどの説明がありました。
今、企業は雇用率があるから取り組むだけでなく、SDGsの「誰一人取り残さない持続可能でより良い社会の実現」という経営課題として捉えられるべき事柄であり、企業戦略の一角になっているとお話がありました。
また、調査・アンケートなどから障害者雇用数、特例子会社数は10年前より1.5倍増と着実に進展し、特例子会社で雇用されている数は2倍増と特例子会社の役割は大きいということでした。一方でいわゆる中小企業はなかなか進展しない、雇用代行ビジネスの利用の是非、障害がある方の1年間での定着は50%を切る難しさ、障害がある方及び親の高齢化など様々な課題も出てきたこと。
障害者が取り残されないためにも“雇用の質”が求められる。
これまでの福祉から企業への一方通行ではなく、これからは福祉と企業が連携して“雇用の質”の追求をしていくことが重要との話がありました。
講演会終了後の皆さんからのアンケートでは…
など
就労系支援機関・精神科デイケアからは、所属のサービス提供について、企業からは、安定して働いてもらうための関わりはどうしたらよいのかなど現状を振返り、今後どうしていくのかを考えさせられたという意見が沢山ありました。
今回のテーマ「障害者雇用は本当に進んだのか?」
これからは「ただ雇用する」時代は終わり、これからは継続をしてもらえるための“雇用の質を求める”について、改めて考える転換期だと思いました。
一方で、企業も生き残りをかけた経営で、人材も大事だとすると、雇用する人選条件が高くなり、入口が狭くならないようにしてほしいとも思いました。
雇用の質を求める一方で、企業に対する障害理解や業務マッチングなど、就労支援機関、医療機関も連携し、障害がある方を中心とした、相対的にWin-Winな関係になる社会を目指し、そして障害がある方が幸せになるように関わっていけたらと思いました。
猛暑が続く今日この頃ですが、みなさんお変わりなくお過ごしの事と思います。ご無沙汰しております、理事長の小林です。今日は、少し前になりますが6月17日東京都庁で行われた「女性活躍推進大賞」の受賞者知事面会のご報告をしたいと思います。
この賞は平成26年度に「全ての女性が意欲と能力に応じて、多様な生き方が選択できる社会の実現」に向けて東京都が創設したものです。産業分野、医療・福祉分野、教育分野の3分野から応募を募り、その中から大賞が選ばれます。棕櫚亭は令和2年度に医療・福祉分野で大賞を受賞しました。本来でしたら令和2年度に授賞式が行われる予定でしたが、緊急事態宣言中だったため中止となり、その代わりとして受賞者の知事面会が行われました。
当日は、知事室のある7階のホールに令和2年度・3年度の受賞者が一堂に会し、それぞれが知事との記念撮影を行いました。審査員長からもそれぞれの取り組みについてのコメントがありましたが、大企業や有名大学から、中小企業、社会福祉法人までと受賞団体もバラエティーに富んおり、一言で女性活躍と言っても組織の理念・文化によって様々な取り組みがあるものだと改めて感じました。
棕櫚亭の受賞理由ですが、 ★性別・年齢・障害の有無にかかわらず意思決定への平等な機会を提供するた め、小規模施設ながら階層役割、昇格基準を明確にしたキャリア制度を構築 している。 ★法整備がされていない時代から育児が必要な職員に配慮した働き方を進め、 子育て経験を持つ職員が法人の管理職として活躍している。 ★地域の子供食堂運営に参画し貧困や育児課題と地域の活性化にも寄与してい る。・・・・の3点で、女性活躍のみならずダイバーシティの推進や地域貢献の角度からも評価されました。
この土壌を育んだのは、ほかでもない創設世代の女性4人が、精神障害者の地域福祉の充実と共に、自分達も責任ある仕事をし社会で活躍して行こうとした気概の賜物です。しかし社会に目を移せば、「貧困」や「性暴力」など女性が置かれた状況は悪化するばかりです。活躍大賞という光の影にはこの様な現実がまだまだ横たわっている事を忘れてはいけない。一握りのチャンスや環境に恵まれた女性だけでなく、全ての女性が平等で活躍できる社会の実現、使い古された言葉ですがそれが叶わぬ現実がもどかしく感じます。それを少しでも明るい方へ動かしていく事、それがこの賞の真価なのかもしれません。棕櫚亭も受賞団体としてその一助になれればと思います。
(理事長 小林由美子)
追伸:この知事面会に参加した3人で、東京都からインタビューを受けました。詳しくはこちらのアドレスからご覧ください。
https://www.tokyo-danjo.metro.tokyo.lg.jp/women/women/r4taisho.html
YouTubeにもアップされました。https://youtu.be/4tQn12DbbXU