『心のケアが必要な思春期・青年期のソーシャルワーク』 西隈亜紀 著

『心のケアが必要な思春期・青年期のソーシャルワーク』 西隈亜紀 著
次世代がよりいいワーカーに育つような形あるものを残さなければ ワーカーの仕事は簡単に伝えられない、経験をつむしかないと言われています。書くこともできない微妙な心のひだに分け入って、必死で答えを探したり、ゆすぶられる自分自身と闘いながら次々に新しいケースに向き合っていきます。葛藤や感情、そこで生じた特別の思いも興奮も心の奥底に置きっぱなしになってゆくのが常のようです。
ましてそこから学んだこと、得たものを伝えてゆくすべもなく、次の職員も徒手空拳で新たな困難に振り回され、疲れ果てる・・ もしかしてちょっとしたコツさえ知っていれば、若い職員は楽かもしれないと常々思っていました。この本はその思いにぴったり答えてくれたワーカー必読の書。
精神科病院でPSWとして働いていた著者が多くの出会いから、学んだこと、失敗したことを整理し、しかも深い洞察をコンパクトに纏め上げている、こんな形で書き残して次の世代に伝えてゆこうとした著者の姿勢に感銘を覚えました。現場を走り抜けるだけじゃだめ、次世代がよりいいワーカーに育つような形あるものを残さなければと改めて考えさせられました。
社会福祉法人多摩棕櫚亭協会
理事長 天野聖子
理事長 天野聖子
『心のケアが必要な思春期・青年期のソーシャルワーク』
西隈亜紀 著
中央法規出版
http://www.caresapo.jp/books








