昨今、高齢者施設、障害者施設などでの「虐待」に関する報道をよく見聞きします。報道がされるたびに「なぜ虐待はおきるのか?」「人権とは何か?」を毎回考えさせられます。
そのような中、多摩棕櫚亭協会では、障害者虐待防止法で定められている「人権・虐待防止研修」について、年1回職員向けに研修を行っています。自分の関わり方は適切なのか?価値観は正しいのか?
動画で学び、職員同士で話し気づき、「自分を」主語に振り返ることにしています。
初めに…写真を撮り忘れてしまい臨場感が伝わらずすみません。
今回の研修では、新たに入職した職員も多きことから、【社会福祉法人神戸市社会福祉協議会 虐待防止の基礎研修】と【人権啓発動画 「『誰か』のこと じゃない」 障害のある人 編】の動画を視聴しました。
虐待防止の基礎では、基本的な5つの虐待内容や通報の義務などについて触れました。また、「スピーチロック」という聞きなれない言葉を学ぶこともでき、「知識・情報の更新」をすることができました。
人権についての動画では、「良かれと思っての行動が相手を傷つけてしまう」ということに触れられており、グループワークでも「過剰に配慮のしすぎかもしれない。相手の考え・気持ちを聞くことが大切」などの話がとても多くありました。
さらに年度開始時に全職員に実施している虐待防止のチェックリストの集計についてと全事業所のエピソードを共有する時間も設けました。
動画視聴と各事業所のエピソードを共有したあとに、当法人がとても大切にしているグループワークを行いました。グループワークは時間も少なく話したりない様子の職員も多く見られました。
グループワークでは、同じ法人内でも面談が中心の事業所と活動の場である事業所では、見えている景色も違い、それぞれの悩みや難しさを知り考える機会になりました。
特に「当事者が被害に遭わないだけではなく、加虐者にしないことも守ること」という話が印象的でした。
【今回の法人研修を通して…研修担当コメント】
「人権の尊重」「虐待(予防と)防止」は言葉にするのは簡単なことだと思います。しかし、対岸の火事にしないために、日々の関わり方を振り返ること、自分の感情をきちんと感じること(感情労務だと思っています)、気になる言葉がけや関わり方など、気づいたときには職員同士で伝えあえる、相談しあえる風通しのよさが必要だと改めて思います。(川田 俊也)
今年度の法人内部研修の第1弾でしたが、多少顔ぶれが変わってもグループワークの和気あいあい感や時間になっても白熱している状況が相変わらずなことに嬉しく思いました。終了後のアンケートからは、「悪意のあるものだけが虐待につながるのではなく、良かれと思った過剰な配慮も十分につながる可能性があることを感じた」という声が多くあがってことが印象的でした。(高橋 しのぶ)








