【報告】職員研修旅行 ~続編~

法人本部 2017/02/08

12月に若手職員発案の社員研修旅行に行ってきたことを以前報告させていただきました。
本来、この研修旅行は「今の棕櫚亭職員が考える行動指針を作りたい!」と思い、企画していました。行動指針をつくるため、組織や自分について職員同士語り合いましたが、気が付いたら三時間にも及ぶ盛り上がりになり、旅行中には、最終目標であった行動指針までたどり着きませんでした。しかしなんとか最後まで完成させたい!と職員が満場一致して次回持ち越しとなりました。そして1月24日にその続編を行いました。

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前回は今後の棕櫚亭を考える為にはまず棕櫚亭を知らなければ!と思DSC_0495い、天野さんに棕櫚亭の30年史を語ってもらいました。そして今回ですが、研修旅行に参加できなかった職員もいたため、棕櫚亭の経営陣の中で唯一の男性であり、棕櫚亭の縁の下の力持ち的な存在である事務長の荒木さんに、彼からみる棕櫚亭を話していただきました。作業所時代からの経験、利用者さんに対する思い、今の自分のあり方などの話をしていただきました。その中で、今は組織も大きくなり、効率的かつ専門的な支援を行えるようになったけれども、それは自分の専門の範囲でしかその人を見なくなるというリスクを含んでいるという話がありました。業務に追われる日々の中で対人援助職として一人の人と関わるということが何なのか、忘れてはいけないことを再度認識させていただいたような気がします。

DSC_0499こうして、参加した職員が、行動指針を考えるエキスを注入してもらったところで、グループでの話し合いに移りました。各グループとも、様々な意見を出し合いながら、行動指針につながる様に言葉をまとめていく作業をしました。そして、最終的には、各グループから出たものから多数決をとり、一グループの意見を選びました。それが、以下の言葉です。

「私達は、常に疑問を持ちながら、考え、自分の言葉で言語化する。同時に、様々な情報を取り入れ、たくさんの人に出会いながら、考える材料も増やしていく。その過程で、利用者とも誠実に向き合いながら、人として深まり・チームとしても成長する。」

これらは、棕櫚亭の理念にもある「精神障害者の幸せ実現」に向けた、基本的な姿勢を表す言葉でもあります。今回は最終目標であった行動指針をつくるというまでには至りませんでしたが、みんなで考える第一歩が踏み出せたと思います。

DSC_0496研修旅行から始まった企画でしたが、棕櫚亭30年の歴史を知り、お互い感じていることを伝え合い、今後の棕櫚亭について事業所の垣根を越えて語り合いました。業務に追われる日々ですが、職員が組織について深く考えることでより結束力が強くなるいい機会になったと思います。新しい歴史をつくる現職員を温かく見守って下さい。

オープナー 本田美咲

【報告】職員研修旅行

法人本部 2016/12/16

「みんなで旅行したい!」と半ばノリと勢いで発案した研修旅行
みんなが参加出来るようにということで、先日秋川渓谷の旅館に行ってきました。

研修には、26人の職員が参加
まず天野さんに棕櫚亭の30年を語ってもらい、現リーダーの方々にメンバーとの忘れられない出会いや苦しかった体験を語ってもらいました。それからグループに分かれてどういう組織を自分がどう作ってゆきたいか、自分がどう変わっていきたいのかなど話し合いました。
自分と向き合い、お互いのことを知り、「精神業界を変える!」と野望を語り合い…濃密な研修になりました。私自身この研修の中で、利用者の苦労や辛さを受け止められてないのではという思いがずっとあり、そんな自分に恥ずかしさを感じていることを先輩方に相談しました。年齢と経験を重ねていくことで感じ方が変わっていくこと、わかりたいという気持ちが大事だというアドバイスを受けて少し気持ちが軽くなりました。

研修後は皆で楽しい時間を過ごしました。宴会、出し物、マージャン。お酒がなくなっても話は尽きず、夜中の2時すぎまでこたつに入っておしゃべり。翌日にはまたまたお酒を飲みながらBBQと思い思いに楽しみました。

3時間を超える研修は今までの30年、先輩方が築いてきた棕櫚亭の歴史の続きは私達が創るんだ!という大きな志をもって終えました。精神障害者の幸せ実現に向けて、組織のより強い団結力が生まれた研修旅行になったと思います。 期待と不安で企画し始めた初の研修旅行は、何事にも楽しむ棕櫚亭らしい旅行になり、準備は大変でしたがやってよかったです。

皆さん、お疲れ様でした。
オープナー 本田 美咲

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