特集/連載 Part ⑬ 【最終回】『ある風景 〜共同作業所〈棕櫚亭〉を、私たちが総括する。』 “対談編 – 過去を振り返って未来へ”

法人本部 2019/05/31

ある風景 ~共同作業所棕櫚亭を、私たちが総括する。

対談編 – 小林由美子(棕櫚亭 理事長)✖︎ 櫻井 博(棕櫚亭 ピアスタッフ)

次世代につなげる、支援につなげる

あの頃見たことを語り続けることが必要だと思うようになった。様々な出来事が記憶の底に沈まないうちに、それを次世代の現在の仕事に繋げる事が私の役割かもしれない。

『精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』
天野聖子 著/多摩棕櫚亭協会 編著(中央法規出版) より

小林: 元職員の森内勝己さんを皮切りに『ある風景 〜共同作業所〈棕櫚亭〉を、私たちが総括する。』 (以下、『ある風景』)の後半戦も興味深く読ませていただきました。森内さんの文章が面白かったのは、棕櫚亭で仕事として体験したことが外に出てみて、深化しているというか。それは凄く分かりやすく書いてあって良かった。そして現在は福祉分野を離れてはいるが、今の仕事にきちんとつなげているのだと思いました。

櫻井: 経営感覚を磨くって凄いことですよね。目の前の支援をやりながらも、どうやってこの施設の行く先を考える、つまり森内さんで言えば広い視点で会社を経営しながらやっていく。ユニクロの社長が言っていたけど「全員が社長の気持ちでいないとダメだ」と話していたことを思い出しました。主体的に仕事に取り組みながら、俯瞰的にみていくことはこの世界にいると特に必要なことで、私なんか、ついいつのまにか目の前のことに巻き込まれています。

小林: 確かに柳井さん(ユニクロの社長)は強力な言葉をもっていますよね。あのレベルは難しいとしても、(精神障がい者の)支援を言葉で行なっていく私達、特に経営陣がまだまだ力量不足なのだと思う。勿論あれほど強烈にはなれないけど、言葉って大切で、私達もパートナーシップを持ちながらも、いろんな言葉を駆使して支援していくことは凄く大切だと思う。職員一人ひとり、みんながその意識をもってやってくれたら、凄い発進力になるよね。まず空気を読むということではなく。
話を戻しますが、『ある風景』の後半戦を読んで感じたのは、メンバー(利用者)に教えてもらったとかメンバーと共にやってきたとか、そういった精神みたいなものは今も棕櫚亭に大切に引き継がれているのは、この『ある風景』に一貫していると改めて感じました。多分、その具体的なものの一つはメンバーとのパートナーシップです。このパートナーシップというところは今も引き継がれて、それは利用者であるメンバーも今もとても評価してくれるところですよね。
と、同時にメンバーシップを大切にするような姿勢や精神といったものはきちんと私達が引き継ぐだけではなく、これからも先の世代に引き継いでいかなければいけないのだろうと思いました。
なぜ、こんなことを言うかというと前回(12月)の対談の終わりでも少し触れたとおり、引き継ぐということは、人を育てるということ、つまり人材育成のところに次の宿題が残されていて、連載のなかでもうひとつ大きなトライをしていかなければならないことだと改めて思いました。「人材育成」という単語こそ、職員が描く『ある風景』文章そのものには出てこないことなのだけれど、その意義について私自身として理解したということです。ともすると、人材育成のポイントは、もしかしたら今後研修なんかでケースワークの基本を学ぶことは勿論のこと、社会に対して広い視点をどうやってもてるようになるかと思ったりするわけですよ。

櫻井: 森内さんが言っていた「過去を振り返る」というところで「その起きたことは変えられないが出来事の意味は事後的に決まる、意思が未来を開き、未来が過去を意味づける」こういう言葉を最初に言って、結構センセーショナルな内容だなと思ったんですけど。
小林さんは「パートナーシップ」だけではこの社会福祉というものを乗り切れないということつまり、僕らは一歩すすんで天野さんが耕してきたことをもう一回考え直して、人材育成に力を入れることが必要と考えているのですね。

小林: メンバーとの  「パートナーシップ」だけじゃ足りないとは思っていなくて、パートナーシップは絶対に大切にする必要があるんだけど、『ある風景』を改めて自分なりに咀嚼してみて考えたのは、そこだけを学び取るんじゃなくて、その前提に社会と積極的に関わり続ける強い意識をもった創設世代の存在というものを文章から透けて見えたわけですよ。
その人達が「作業所作ろう」、「授産施設で就労やろう」っていう部分は、社会との関わりを強く意識していたのだと感じ、大切だと思ったのですよ。

櫻井: 森内さんの文章の最後の方で「先人達の意思が、担い手を育てる」という文章が引用されていたんですが、彼のように優秀な人でさえ「(先代の)人材教育を引き継ぐことは難しい」と言っているような気がしました。つまり、小林さんもその先人にならなくてはいけないと考えているのですね。

社会とコミットメントする(つながる)

いろんな精神障害の政策の改善や社会改革などに吸収されて発信されるべきものが個人への攻撃や中傷として表出されている。精神障害の問題もこれらの問題も根っこは皆同じ所だから、どうにもしがたいし犯し難い課題を持っている。私達が長年悩んできた精神医療や福祉の改革も社会の諸問題に結びついているから、そもそも一つの世代で解決できる事ではなかったのかもしれない。いつかきっとの「いつか」は少し長いスパンで考えていこう。

『精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』
天野聖子 著/多摩棕櫚亭協会 編著(中央法規出版) より

小林:  『ある風景』の中では、文章として現れている部分が少なかったかなぁと思ったんだけれども、そもそも作業所が作られた経緯があって、それは創設世代の人達は社会にコミットメントして(つながって)いくというかソーシャルな存在として、例えば精神障害者が病院に収容されることに対してやっぱり真摯に関わって、作業所という新しい価値を作ったと私は理解しています。創設世代の人達は社会的におかしいと感じたことを「おかしい」とちゃんと言う人達だったんだと思う。
こういう人達が組織からいなくなった時に「おかしい」と言える人間がいないとまずい、必要な新しいサービスが出てこない。
棕櫚亭はいつも社会にコミットメントしてきたということでここまでやってきた気がします。そのために最初は無認可だったけど、どんどんどんどんそうやってコミットメントして、サポートして食える人を増やし、いろんな自分達の力や組織的にも力をつけてここまで来たと思います。社会福祉法人として組織化された今はどうやってある意味窮屈な現状を変えていくのが私達の大きな仕事でしょうね。
そういう意味では、私達が自身を成長させていく時に大切なのは、もう少しものごとを大きく捉えて、つまりフレームを広げ挑戦し社会にコミットメントしていく力で、私も含めて、まだまだ弱いなぁと感じるところです。
社会にどうやって棕櫚亭が関わっていくのか、コミットする力をどのように付けていくのか、考えていきたいと思うのですよ。

櫻井:  そういえば、社会との接点といえば、1,000人規模のコンサートとかやってましたよね、「憂歌団」とか呼んで。行事をやってそこから運営費収入を得ていたとか、逞しさがありましたよね。

小林:  改めて考えた時、例えばコンサートを開くということの意義は、運営費稼ぎであったり、更に言えば、社会との接点つまり社会とのコミットを行なっていたということなんですよね。そういった感じのものを『ある風景』から学んで棕櫚亭らしさとして引き継いでいかないといけないなぁって思いますね。

櫻井:  小林さんの中で「コミットメント」という言葉が棕櫚亭成長へのキーワードになっているのですね。コミットメントを切り口に私自身の体験にひきつけて語るのならば、「社会からはじかれた自分」ということを思い出しました。
僕が大学の時に病気になって凄く人間不信に陥って被害妄想的なった時に「自分はこういう人間で、こういう考えだから」と先輩に10通くらい手紙を出したが1通も返ってこなかった。手紙を送ったにもかかわらず彼らが、言うならば社会が受け入れてくれなくて爆発しそうなエネルギーがあった。
その時は入院ってことになっちゃって「なんで入院させられるんだ!」という怒りもあったんです。
でも『ある風景』を読み、私が過去を振り返る意味を自分なりに考えた時になんで自分が病気になったかとか、なんで自分が入院しなきゃいけなかったのか、ということを気付かされました。つまり、その時の私は(小林さんが言うような福祉に)繋がらなかった人だったんだと思う。だから病気になってしまった。そしてそのまま(福祉に)繋がらなかったら一生涯わからなかったと思う、自分の病気とか。長かったけれども必要な時間だったのかもしれない。
自分自身のことや病気を知ることはここで言葉にするよりもかなり辛いことなのだけれども、その延長線上で棕櫚亭で仕事をするってこともできなかったと思う。かなり遠回りだったけど、自分を理解することで他の方の理解ができるようになった。自分の思い込みや思い違いがあるってことが実際に仕事をさせて頂いて、電話相談とかフリースペースに来る人達を通じて分かるようになってきたし、その溝を埋めることが、言葉であり、コミュニケーションなのだという気づきにつながっています。
そのことを敢えて伝える必要とは思わないんだけど、困っている人達がなんとなく、福祉に繋がってくれてよかったなぁと思っています。
そして職員となった今の僕も過去にははじかれた人かもしれないけれども、少しずつ引っ掛けていくという、そういう努力はこれからもしていかなきゃと思う。

小林:  櫻井さんが「社会からはじかれた」「辛い思い」は理解できます。でもコミットしていくことの必要を感じている私達の側から言うならば、もう一歩、二歩前にすすんで「本当は私達が出会わなければならない人達に出会う努力をしなければいけない」そしてそれが、社会にコミットするということだと思うということを私は言いたいのですよ。

櫻井:  確かに時間はかかってしまったが、棕櫚亭との出会いのなかから、いろんな人を知ることによって、社会から離れちゃった段階から、また新たに社会に戻されて社会の構成員としての生き方を見つけたんだと思うんですよね。
ちなみに、最近始めた「こども食堂」なんかのサポート事業も社会福祉法人として社会にコミット(貢献)したい流れの中で始めた事業ですかね?

小林:  最初は社会福祉法改正の中で社会福祉法人の社会貢献の義務化の話がでてきたので、棕櫚亭も何かやらなきゃという部分もあった。だけれども本来、社会福祉法が変わったからやるんじゃなくて関わってみたら、それより前にやっぱり社会のなかにある課題なわけだから、だったらそこに積極的に関わっていくというまず姿勢が私達には必要なんだと思い「子ども食堂」のサポートを始めたのですよ。社会福祉法人の社会貢献活動の義務化うんぬんは置いといて。

時代が変わっても – 普遍的なもの

AIやバイオテクノロジーが進化を遂げるなか、もしかしたら統合失調症の治療も大変化を遂げて、悲惨な精神病院の話は前世紀の遺物になるかもしれない。仮にそうだとしても、いつの時代も肝心なのは大きな渦中にいるたった一人のかけがえのない人を思う事であり、その人のありように通い合う心である。

『精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』
天野聖子 著/多摩棕櫚亭協会 編著(中央法規出版) より

櫻井:  山地さんが「10年後も(精神保健の)パイオニアでありたい」と書かれていたこと凄く印象的だったのですけども、そのパイオニア意識、ようするに開拓者であり改革者あり先人でありたいという意識を若い人にもってほしいと思っているのですね?

小林:  若い人もそうだけれども、まず私達棕櫚亭の経営陣が持たないと駄目だと思う。
何を耕すのか、何を開拓していくのかは社会の課題が見えてないといけないし積極的にそこに関わってなかったら課題が見えてこないから、パイオニアである為には社会に関心を持ちながら日々いなきゃいけない、それは凄く感じる。

福祉法制度上はいろいろ整ってきて、過去に比べれば精神障がい者にとって生きやすい社会になっていると思います。それでは日本が福祉的に充実してきたいえるのか?そこには疑問があって、私自身には実感が伴ってこないというのが本音です。結局、省庁の問題なんかも、障害者雇用促進法に定められた雇用率制度も以前に比べ拡充してきたにもかかわらず、行政庁が守っていなかったなど、露呈してしまった。ある意味実感を伴っていることだったんです。

そして、その実感の裏づけとして当事者の声に耳を傾け、その声を大切にしたいと思っているのです。例えば、SPJのような当事者活動からの声は大切だと思うのです。そういう当事者の声や力がこれから更に必要になってくると思います。

櫻井:  その話を聞いて思い出したことがあります。工藤さんが書いていたのですが、障害者自立支援法ができた時に同じ生活支援を行なっている「なびぃ」と「Ⅰ(だいいち)」のサービスが似通っているから、地域活動センターとして一つに統合されるのではないかという危機感が法人にありました。その時に「それは困る」とメンバーさんが声を上げ、小林理事長と工藤さんとメンバーさんが市役所に行って話しをきいてもらった。その結果、それぞれ地活Ⅰ型とⅡ型として存続できました。確かにあの時のメンバーさんたちの声は大きかったと思います。ああいうことですかね。

いきなり自立支援法でサービスが変わるのはびっくりしてしまいましたけど。

小林: 福祉サービスの法律の改正って、今のような社会情勢の中で必要な通過儀礼だったのかもしれません。措置から契約への変更は、当時も思っていたけれども、でも今から振り返ってみても「自立支援法」ができたことって大きな改革だったなぁって感じるところだよね。

櫻井:  でも、一方で法律が変わったところで変わらないことや場所がある。僕なんかは今も、棕櫚亭Ⅰにはのどかでゆったりできる昔からの雰囲気が残っている気がする。就労を目的をした場所ではないし、みんなが平日に行ってくつろげてる場所とか居場所として使っている所で、ある意味作業所時代のいい所を残している感じがする。あえて、棕櫚亭が残しているということなんでしょうね。

自立支援法によって、いろんなサービス形態ができ、選択の幅が増えたのはよいことだと思うのです。その一方で、社会的にみて経済性だとか効率性だとか強調される中で、人の尊厳なんていうと大げさだけど、安全に快適に過ごせる空間はいいなと思うんですけどね。この障がいの人達って一度経済社会からはじかれた辛さがあると思うので、まずはホッとできる気持ちを取り戻したいと思うのですよ。

形に残すこと – 出版することの意義について

小林: 棕櫚亭が社会福祉の活動を存続していくには、一定程度、制度にのらなくてはいけない事業規模になってきました。活動の継続性・連続性ということは、結果論ではなく法人としてきちんと取り組むべきことだと思います。そこは経営者として私は常に脳の片隅に持っています。それはメンバーと同様に、職員一人ひとりにも大切な生活があるということなのです。とはいえ、制度が変わろうと守らなければいけないものは、有形・無形、意識・無意識にいろんな断片として棕櫚亭のなかに残しているつもりです。

自分達の活動を「福祉サービス」という言葉で語ってしまったり、括ってしまうと、どうしても四角四面な印象が強くなって、自分達ができる事にリミッターを設定してしまうことがある。だから現場で働く職員には「支援の手法」よりも先に精神保健活動の意義や理念、そして棕櫚亭が思想性も含めて大切にしていることを意識して伝えなければいけないと感じている。実際、理念と実践を普段から言葉で結びつけ伝えていくようなことが、日々の忙しい活動の中で物理的(時間的)にも難しくなっている。支援の中身や意味づけって言葉にしづらいし、精神障がい者の方の支援って「言葉で行なうものだ」といいながらも、案外してこなかったなぁという反省が私にはあります。

櫻井: 社会福祉のあり方、つまりよいサービスを提供すれば棕櫚亭として事足りるのだという考え方ではないということなのですね。

小林:今回、前理事長の天野さんが『精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』執筆、出版されました。読ませていただいて、考えさせられたのは、「やっぱり語り継がなきゃいけない、人が育っていかなければいけない」と天野さんが思って、中にしまっていた言葉を全部紡ぎだしてくれたんじゃないかということです。とにかく、その熱量が凄い。理事長を引き継いだ私としてはプレッシャーを感じるほどです。

櫻井: 天野さんの書かれた文章で「諸問題を発信しても、これだけで全部を終われるかというとそうじゃない。これから、これをもとにしてやっていかなければならない」という凄い意欲を感じたのですけども、どのように次世代に繋げていくこととか、どうして過去を振り返るのかという問題を深く考えていかなきゃならないということですかね?

言葉にし切れてないってことはホントに僕らの未熟さもあるし、天野さんはいつも言ってたと思うんだけど「支援って言葉でやっていくんだよ」ってしつこいくらい言われてて、それは続けていかなければいけないし。この前に読んだ本で「社会ってコミュニケーションと言葉でできている」っていうようなことが書いてありました。だからそういう意味では言葉って凄く大事だし、そこは今後僕らに課せられたこと、発言していくことの大切さをこれからも考えていきたいと思いました。

小林: そうですね。これは森内さんも書いてくれたんですが「振り返ることができる歴史は組織にとって未来を作り出す財産だ」と書いてあるけど、まさに天野さんはそれをしてくれたんだろうね。天野さんが仕事を始めた精神病院の悲惨な歴史が今の私達の活動につながっていること、そしてその時遣り残したこと、思い残したことなど自分の負の部分をさらけ出して文字にしてくれている。「明るく、元気に、美しく!」を体現している天野さんもこんな歴史があり、思いがあり、「次どこへ行くのかしっかり自分達で考えなさい」ってバトンを渡されたのだと強く感じました。

天野さんも内省されていたように、私自身がどうしてここ(精神保健分野)で仕事をしているのか? どのような意義を見出しているのか今一度考え直すよい機会をいただいたと思っています。そして、平行して行なわなければいけない人材育成する上でとてもいい財産を残してくれたと感謝しています。

櫻井: 本当にありがたい財産ですよね。精神保健の関係者もさることながら、このような複雑多様化したいき難い社会の中で、ゆれながらも懸命に生きていく一人の人生の読み物としても刺激を受けます。読み手によっていろんなヒントが隠れていると思うので、ぜひ一般の方にも読んでいただきたいと思っています。ぜひ多くの方にお買い求めいただければと考えています。

小林: 最後になりましたが、この本という結晶は天野さんを中心に多くの人の下で生み出されています。形になったのは中央法規の柳川さん、アーガイルデザインの宮良さん、画家の満窪篤敬さん、そして、創設者世代の藤間陽子さん、寺田悦子さん、満窪順子さんのご尽力やアドバイスがあったからだと聞いております。感謝します。

本のあとがきに、感謝の一文を入れるのことが多いのですがかかれていません。それは、本に書かれたような大胆な行動家である一方、案外恥ずかしがり屋の面も強く持つ天野さんだからなのです。ですから、私 小林が現理事長として成り代わってこの場で改めてお礼申し上げます。

小林 櫻井 二人: (笑)

対談を終え…当事者スタッフ櫻井さんのコメント

『ある風景』も最後の対談を終え、『ある風景』に関わった人々皆様への感謝の念でいっぱいです。執筆いただいたかたは忙しい仕事の合間を縫って書いていただきました。ありがとうございました。

最後の小林理事長との対談はいろいろなことに話しがおよびました。

コミットメントというテレビCMでよく聞く言葉もつながっているという意味で使われていることが福祉の業界の特色をだしていると思います。CMでは誓約、確約などの意味で使われていたと思います。話は天野前理事長の本にも及びました。わたしも天野前理事長の若い頃からの人生の軌跡を読み涙がでました。挫折もあったけれどここまで棕櫚亭を大きな組織にした人生に感動しました。棕櫚亭が子供食堂への協力など社会福祉法人として果たしている役割を担っているのも誇りに感じました。

棕櫚亭の『ある風景』を語っていただいた方々につながる若い世代の人々が、この次はどんな “ある風景” を語ってくれるか楽しみです。

このサイトにアクセスし読んでいただいた皆様ありがとうございました。

 

編集: 多摩棕櫚亭協会 「ある風景」 企画委員会

購入は ↓

『精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』
天野聖子 著/多摩棕櫚亭協会 編著(中央法規出版) 

 

もくじ

 

立川防災館とIKEAに行ってきました♪

棕櫚亭Ⅰ 2019/08/07

 

毎年防災訓練の一環としてお世話になっている立川防災館さんに、今年も行ってきました(^^)/

中には4回目、5回目の方もいらっしゃいますが、行く度に新しい発見があったり、新しい知識が増えたり、毎年色々なことを学ばせていただいています。

今回まず体験させていただいたのは、『消火器体験』。

消火器体験のブースに入ると、ズラーッと消火器が並んでいました!

HP用②

消火器の種類、使用方法などのお話を伺って

HP用③

いざ体験です。

まずは大きな声で「火事だ~~!!」と叫び、周りに知らせることが大切とのこと。

Hp用④

その後は、チームで協力して画面についている火を消していきます。

HP用①

そして3チームすべてが終了したのち、振り返りの時間を設けてくださいました。
これは最近ブースがリニューアルして始まった、新しい体験方法のようです!

まずは「火事だ~~!!!」の声の大きさが、グループごとに出ます!

HP用⑤

3番目のチームは4人いたこともあり、MAXの声の大きさ!さすがです!

そして次は頭上についていたカメラの写真を確認しながら消火体勢の確認です。

HP用⑥

「もう少し足を開いたほうが安定しますよ」
「もう少し姿勢を低くしたほうが安全ですよ」
などと言ったアドバイスをいただきました(^O^)

普段できない消火器の体験。とてもよい経験になりました。
そしてその後は『起震車体験』

まずはDVDで地震時の身の守りかたを学び、

HP用⑦

今回は1993年に起きた北海道南西沖地震を体験させていただきました。

HP用⑧

長く激しい揺れを体験し、改めて地震の怖さと、自分で身を守ることの大切さを学びました。
そして最後は『煙体験』です。

こちらも初めに、DVDで煙の怖さを学びました。

HP用⑨

 

 

 

 

その後はグループごとに分かれて、煙が充満している部屋を進みます。

『低い姿勢で、みんなで一緒に帰ってくる』という目標は、全グループ達成できていたと思います!!

改めて、貴重な体験、そして、貴重なお話をしてくださった立川防災館のインストラクターの皆様、本当にありがとうございました。

 

そして防災館で勉強をした後は…
こちらも毎年恒例!IKEAでの昼食です(^^)/

HP用⑩ HP用⑪

みなさん思い思いに食事を選び、大満足の表情でした(^○^)

中にはおかわりに並びに行く方も!

HP用⑫

たまにはいつもと違うところで食べるごはんも楽しくて良いですね。

その後はIKEAを周り、棕櫚亭Ⅰで使うお皿などをみんなで選びました(*^_^*)

防災館で勉強をして、IKEAでおいしいご飯を食べて、とても充実した一日になりました☆

 

 

夏休みのお知らせ(事業所一覧)

法人本部 2019/08/05

一気に暑さが本格化してきました。水分補給等は、マメに、充分に行なってください。

各事業所の夏休みをお知らせいたします。御確認ください。

事業所 休み期間 備考
棕櫚亭Ⅰ(だいいち) 8月8日(木) ~ 8月15日(木)
なびぃ 8月16日(金) ~ 8月20日(火)
オープナー 8月9日(金) ~ 8月18日(日)
ピアス(就労移行) 8月9日(金) ~ 8月18日(日) 但し、8/9 ・ 8/13~16は高齢者配食あり
ピアス(生活訓練) 8月9日(金) ~ 8月18日(日)

 

 

8月の予定をお知らせします

棕櫚亭Ⅰ 2019/08/01

梅雨が明けて暑さが続くと、棕櫚亭Ⅰの食卓にもだんだんと変化が…

毎朝みんなで食べたいメニューを決めて買い物に行き調理をする、というのが棕櫚亭Ⅰの伝統です。
普段は丼ぶりやニンニク、キムチを使ったスタミナ系のメニューが多い中、最近は冷やし中華や冷やしうどん、冷製パスタ、と冷たい麺のメニューが増えてきました(^^)/

そんな中、7/17に行われた昼食会では、長くお世話になっているお料理の杉田先生が特製キムチを作って来てくださいました!

HP用②

 

 

 

 

このキムチを使って作るのは、【盛岡冷麺】です!!!

HP用①

 

 

 

 

冷麺にとうもろこし、スイカ、と夏を感じる涼しいメニュー。
そこに杉田先生お手製のキムチでスタミナばっちり!の素敵な初夏のひとときでした。

8月は毎年恒例の防災館とIKEAに行ったり、杉田先生をお招きしてお夕飯をいただくナイトユニットがあったり、と行事が盛りだくさんの1か月になりそうです。
ナイトユニットでは、お夕飯をいただいた後に、汽車ぽっぽ公園のお祭りに行く予定です。
また、8/8(木)~15(木)は夏休みのため閉所になります。

暑い日が続きますが、水分補給に気を付けて、おいしい【だいいちご飯】でスタミナを付けて乗り切りたいと思います!

8月の予定表はこちら→8月月間予定表

 

カテゴリから関連する記事をさがす
棕櫚亭Ⅰ
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

【報告】ピアス家族説明会を行いました

ピアス 2019/08/01

 7/17()に今年度第1回目の家族説明会を行いました。今回は各部門(厨房、事務補助、環境整備、ワークサンプル、業務体験プログラム)のトレーニングの見学、その後施設長の高橋よりピアスについての説明をさせていただきました。

実際の場面を見学いただくことで、ご本人が普段どのように訓練に取り組んでいるかを知っていただけたのではないかと思います。

 ピアスからは、何を目指して事業を運営しているのか、支援の概要や、就職率、就職してからの支援などについて説明しました。さらにチャレンジ期にさしかかっている場合は、トレーニングの中で負荷がかかるにつれ、今まで以上に生活面にも影響がでる可能性があることなどもお伝えしました。

  その後は、ピアスのお弁当を召し上がっていただきました。家族の方とスタッフが交流させていただく貴重な機会になったかと思います。

 今回は平日の午前中にもかかわらず、811のご家族に参加いただきました。お忙しい中来所いただきましてありがとうございます。

 次回の家族説明会は秋頃を予定しております。詳細は決まり次第お知らせしますのでよろしくおねがいいたします。

(ピアス 中野)

カテゴリから関連する記事をさがす
ピアス
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

8月のメニュー表です☆

ピアス 2019/08/01

暑い日が続いてますね。厨房も例年同様暑い季節がやってきましたよ。

こんな時こそ、しっかりご飯を食べて夏を乗り切りましょう!!

8月のメニューを添付しました。

ピアス・オープナーに来られるときに、いかがですか?

メニュー表2019_8

カテゴリから関連する記事をさがす
ピアスピアスⅡ
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

8/29精神障害者就労定着支援連絡会 第1回セミナーのお知らせ

オープナー 2019/07/29

オープナーでは東京都福祉保健局による「精神障害者就労定着支援連絡会」を事業受託しています。

昨年度は企業・人事ご担当者様や地域の支援機関にむけて精神障害・発達障害の基礎知識を学ぶ研修会や当事者の声からみた障害者雇用の在り方、採用面接を考えるパネルディスカッションなどを企画してまいりました。

引き続き、今年度も開催しますので、ぜひ御参加下さい。

2019年度の第1回は、昨年度好評だった精神疾患を学ぶシリーズの第2回となります。「精神障害とは何か 発達障害・双極性障害・うつ病の基礎知識」と題し、精神科医師の立場からそれぞれの疾患について解説をいただきます。

「精神障害とは何か」 発達障害・双極性障害・うつ病の基礎知識

講 演 : 藤田 英親 先生 (国分寺すずかけ心療クリニック院長)

・日時  2019年8月29日(木) 13:30受付 14:00~16:00
・場所  立川グランドホテル
・対象者 精神障害者の方をすでに雇用している企業担当者、これから雇用しようとしている企業担当者、就労支援機関(就労移行支援事業所)
・定員  100名
・申込〆切 定員になり次第締め切りとなります

詳しくは以下をご覧ください。

精神障害者就労定着支援連絡会 第1回講演チラシ

YMCA学園夏祭りに参加しました!!

ピアス 2019/07/25

7/7(日)、YMCA学園の夏祭りがあり、そこにピアスは地域行事として参加しました。雨の土曜日にもかかわらず、10人のメンバーが参加し、メンバー2人が遊びに来てくれました。
DSC_1404

当日は昨年同様ホットドッグと、初の手作りパウンドケーキ(紅茶・レモン)を販売しました。10時からのオープンでしたが、雨のせいなのか、まだまだお客さんも少なく、行列にはならなかったので・・・  今がチャンス!!という事で、店番以外のみんなであちこちお祭りを探検しに行きました。私は、メンバーと一緒に革細工にチャレンジしました。初めてだったのでウキウキでしたが、自分のセンスの無さが浮き彫りになりました。「使っていくうちに味が出ますよ」と励ましの言葉もいただいたので大事に使おうと思います。他にも○×ゲームに参加して見事に景品をゲットした方もいました。

DSC_1408

DSC_1403
DSC_1405

 

 

11時過ぎからは順調にお客さんが来てくれて、パンを切ったり、ソーセージを焼いたり、接客したりと大忙しでした。宣伝部隊も看板を持ってねり歩いたり、パウンドケーキを学校内で出張販売したり、それぞれが力を出し合って、無事にホットドッグとパウンドケーキを完売する事が出来ました。DSC_1406①

DSC_1407①

他のお店はどうだったかというと、ベトナムの留学生の方たちがお店を出していて、バインミー(フランスパンのサンドウィッチ)、春巻き、アオザイ試着コーナーがあったり、国立市内のしょうがい者施設の雑貨屋さんやコーヒー屋さんがありました。コーヒーは絶品でしたよ。

今年の夏祭りのテーマは「つながりの輪を広げよう」という事で、事前に学生さんからは学校と地域をつなげていきたい、ピアスの皆さんと一緒に何かをしたい、いろいろな方と関わることでこれからの仕事につなげていきたい、という熱いメッセージをいただいていました。当日は学生さんたちと開店準備から販売、後片付けと、1日を通して作業をしました。なかなか慣れない方たちとすぐに打ち解けるのは難しいですが、その中でもみんなで声を掛けあったり、お互いを気遣ったりしている姿はピアスのメンバーにも学生の皆さんにも見られました。ピアスとは違った顔も見られましたし、いつもしていることが発揮される場でもあったので、皆さんのパワーをとても感じることが出来ました。学生の皆さんからも積極的に声をかけてくれ、お店を盛り上がり助けられました。そして最後に完売した時は、みんなで喜びました。

学園祭には学生さんの他にも家族の方や関係者の方、いろいろな方が来られていました。その方たちがピアスって何だろうと関心を持ってもらえたら嬉しいです。

 

というわけで無事に夏祭りを終えることが出来ました。慣れない事をするとこんなに疲れるのか思いましたが、とても充実した1日を過ごせました。メンバーからは、疲れたけど楽しかった、雨の中いろんな人が来てくれて嬉しかった、大変だったけどやって良かったなど感想もあり、手伝ってくれたメンバーも楽しめたのではないかと思います。

みなさん、ほんとにお疲れ様でした。

野口

カテゴリから関連する記事をさがす
ピアスピアスⅡ
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

ピアス通信38号を発行いたしました!

ピアス 2019/07/25

梅雨明けの気配が漂い、過ごしづらい日々が続いていますね。

夏といえば人事異動の季節……ではないですが、7月にピアスは大きな異動がありました。

ピアスの副施設長である荒木さんがなびぃへ、そしてなびぃの施設長である伊藤さんがピアスの副施設長としてやってきました。

今回は3年間ピアスの生活訓練を支えてくださった荒木さんのごあいさつ、そしてバトンタッチした伊藤さんへのインタビューの2本立てとなっています。

「いつもスカーフをしていますが、お気に入りのデザインがあったら教えて下さい!」

「なびぃで力を入れてきたことはなんですか?」

「副施設長としての野望があれば聞かせて下さい。」などなど、バラエティに富んだ内容となっています。ぜひ、ご覧ください!

4面にはOB会の報告も掲載しています。毎回多くのOBが参加してくださり、和気あいあいとした雰囲気に職員も元気をもらっています(*^-^*)

ピアス通信38号

次回は8月末、残暑きびしいころに発行予定です。暑い夏を乗り切りましょう……!

【感謝】メンバーさんへ~出版パーティーを終えて

法人本部 2019/07/19

出版記念パーティー(祝賀会)を主催してくれたメンバーさん、

参加してくれたメンバーさん、これまで出会ったメンバーさんへ

社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会

前理事長 天野 聖子

みなさん本当にありがとう。久しぶりの人も、もしかしたら現職時代の私を知らない人もたくさん集まってくれました。それだけでもう嬉しい日でした。

この祝賀会で行われたことの数々は一週間経ったいまでも目に焼き付いています。

イベントで行なわれた「ポップ賞って何?」(※出版本にかっこいいポップをつける企画)という疑問を、大きな盛り上がりやどよめきに持って行く力は名司会者青木さんの真骨頂ですね。そして桜井さん&織田さんの進行も話も、君ちゃんの乾杯や意外な短歌も、温かくて嬉しかった。座談会は長い長い付き合いの福島さんや芳賀さんに加え、最近のOB植岡さんと堀井さんの組み合わせで見た目も新鮮、新旧世代が混じり合う厚みが感じられたし、本当にみんな役者ですね。一人一人の違う感想がまた率直で、中身の濃い展開でしたね。その読込の深さにも感心しました。終了後、感想を送ってくれた村田さんの文章はどの書評にも負けない深みがあってこれにも感動しました。

写真 106

「ありがとう。」

 

イベントで歌ってくれたなびぃのお二人も素晴らしかった。後ろの北村さん中野さんの演奏にもささえられて、歌声が会場いっぱいに広がってしみじみとした気持ちになりました。

力強い言葉を持つたくさんのメンバー達とそれを受け止める開かれた場である棕櫚亭、このハーモニーの絶妙さに心が震えます。こんなに成長して来た人達の心のひだに精神医療の歴史や無念だった命が入り込んで、ま66711588_2862807163794428_6126195738738163712_nさにバトンは受け継がれたのだと感じました。「就労支援」だからって別の道に行ったわけではない、希望の道につながっている。そして、古きあの精神病院で傷つき、希望を失ない亡くなっていった彼らの思いや大きな歴史をこの時代で多くの人達が受け継いでくれたという事実。今ここでつながった道が目の前に現れたような気がしました。

これが「いつかきっと…」の流れにつながった、そしてやってきたことは間違っていないという しのぶさん。メンバーさんは棕櫚亭にとって大きな財産だという 小林さん。職員もみんな嬉しそうでこの場が光り輝いて見えました。

前夜遅くまでリハーサルをしていたと聞きました。どんなステージも裏方や担当といった担当は大変ですし、何よりも準備や心がけは何かに生かされるものです。

最後に、お疲れ様でした。そして本当にありがとう。

心からこの本を出版して良かったと感じました。

賛助会通信「はれのちくもり」発行しました(出版特別号/2019年6月号)

法人本部 2019/07/17

棕櫚亭賛助会通信「はれのちくもり」第115号(2019年6月号)を発行しました。

今回は、天野聖子著「精神障害のある人の就労定着支援」の発売に伴い、出版特別号を企画しました。

賛助会通信2019年6月号

主な内容は

  • 書評 (中村干城氏)
  • 天野聖子さんインタビュー(ピアス通信よりインタビュー記事の抜粋 ・・・ 全文はこちらから⇒ピアス通信37号を発行しました!
  • 本文より抜粋
  • 購入方法のご紹介

です。是非ご一読くださいませ。

 

また、賛助会へのご入会につきましては、こちらのページをご覧ください。

賛助会へのご入会

なお、お手元に届いていない会員の方や、住所変更等希望される方がいらっしゃいましたら、お手数ですが棕櫚亭までご連絡くださいますと幸いです。

トピックス