賛助会通信「はれのちくもり」2024年3月号を発行しました。
今年度の発行が遅れましたこと、心よりお詫び申し上げます。
紙面はこちらからご覧いただけます。
- 棕櫚亭の防災への取り組み
- 昨年度(2022年度)の会計報告
- お知らせなど
などとなっております。
また、多摩棕櫚亭協会 賛助会へのご入会のご希望、住所変更などございましたら事務局(042-575-5911)までご連絡くださいませ。
賛助会通信「はれのちくもり」2024年3月号を発行しました。
今年度の発行が遅れましたこと、心よりお詫び申し上げます。
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去る、2月20日、国立市民芸術小ホールにて当事者セミナー「働く当事者から伝える 私の選択 ~過去・現在・未来~」を開催いたしました。
当事者セミナーは、働いている当事者が登壇しリアルな体験談を語ります。働きたいという当事者に向けて「働ける」という気持ちになれるよう、地域に普及啓発していくことを目的にしています。今年度で13回目となり、3年ぶりに会場での開催となりました。
今年度は新たな試みとして国立市しょうがいしゃ就労支援センターと共催しました。共催により市のホームページや市報・掲示版での案内など幅広く広報活動が出来ました。その時に同法人の棕櫚亭第1のメンバーの皆さんにお手伝いしていただきました。ありがとうございました。
その効果もあり、掲示版を見て来場される方もいました。また、精神障害だけでなく他の障害がある方にも参加しやすいように手話通訳を入れたり、要約筆記をスクリーンに映し出す工夫をしました。ご参加された皆様からはとても分かりやすいと好評な意見を頂きました。
登壇する3名の当事者の話をする前に、国立市しょうがいしゃ就労支援センター吉川氏による就労支援や障害者雇用に関係する福祉制度などのミニ講座をして頂きました。
ミニ講座後、「働く当事者から伝える 私の選択~過去・現在・未来~」をテーマに、働きはじめるまでに準備をしてきたこと、病気や障害との付き合い方、働こうと思った動機やモチベーション、働き続けるコツなど登壇する3名に語って頂きました。
まず、1人目はY本さんです。病気との付き合い方、訓練につながるまでの話、働き始めてのことなどをお話されていました。Y本さんは、就活中に発症し、就職しても病気の事を知られたくなくて一所懸命働いたが、ハードな仕事内容と心無い言葉を吐かれ、退職になってしまったことや視線恐怖で昼夜逆転生活を送る生活になったことなど自分の辛い過去を話されていました。府中にある就労移行支援事業所で、“病気や障害との付き合いは慣れていくしかない。治そうではなく受け入れて共存していく姿勢が大事。”だから今、自分の出来るは範囲で仕事やプライベートを充実させていきたいと話されていました。
2人目は障害者の元日本サッカー代表選手でもあったN沢さんです。N沢さんは、怪我をしてみんなに迷惑をかけたくないと30歳で選手やコーチングスタッフとして過ごすことにピリオドを打ちました。そんな中ご家族の言葉をきっかけにこの先の生き方を考えることとなり、ご本人の言葉を借りれば「しっかり生きよう」と次への目標が生まれました。チャレンジ雇用で自分の強みと弱みを見つけ、自分と向き合う日々を送り、自分の夢や進路を決めるのにとても悩まれた話などを話していました。生活もサッカー中心ではなくなったが、自分に合った仕事が見つかり、周囲に支えられて成長し、今につながっていると話されていました。
3人目はN野さんです。障害を診断されるまでのこと、障害特性との付き合い方、社会との兼ね合いなどをインタビュー形式で行いました。N野さんは、1日3時間以上は疲労で働けない。顔が覚えられない。人の話が耳障り5分が限界など、「人と同じように仕事が出来ないのはなんでだろう?」と思いながら、30歳過ぎて障害を診断されて「そうなんだ」と“自分に納得できた”と話されていました。同法人の就労移行支援事業所での訓練時、症状で気持ちがいっぱいの時に職員と衝突した事を話してくれました。衝突しながらも、自分の強みを見つけてくれたことが自信になり希望を感じたとの事でした。
仕事では、メモをすることで未来の自分のエラーを減らすことが出来ることに気づいたそうです。その気づきから、欠点や短所などの傾向が分かるとその対処をすることがゲーム攻略のようだと話されていました。
仕事で大切にしていることは?との問いに、「自分を大切にする。自分と向き合う事をやめない。障害や健常者と共に働くということを隠さない。」自分の障害に納得したからこその言葉だと思い、とても印象的でした。
3者3様のエピソードでしたが、3人の共通していることは、訓練で身につけたことや自分の事を知ることで、働いた時に職場に相談や発信が出来ること、生活も充実させている事、支援者に相談するなどでした。
「治そうではなく受け入れて共存する」「周囲に支えられて成長している」「自分と向き合う事をやめない」など過去の経験からの出る言葉、そして今も向き合いながら楽しみを見つけていく。
自分の人生の選択をしてしっかり未来へつなげていると感じました。
質疑応答では、たくさんの質問がありましたので、限られた時間の中で答えた一部を紹介します。
Q: モチベーションの維持はどうしている?
A: 「エラーで落ち込んだ時に、上司から『仕方ない。落ち着いてやればいい』と言われて安心した」「支援者と面談をすることでリフレッシュすることができ、明日への活力をもらっている」「対等に扱ってもらえること」
Q:就職前と後で変わったことはありますか?
A:「完璧主義だったけれど、60%で仕事をする」「働いていないことがコンプレックスだった。働くことが嬉しい」
Q:自分から配慮を求めることは出来ますか?
A:「最初は支援者にお願いしたけど、今は自分で言えるようになった」「求めるのは苦手だけど、上司との面談で話す時間が出来たことで発信しやすい」
など
アンケートでは、「自分自身も同じように頑張りたい」「とても参考になり共感し、勇気づけられました」「働くことを考えてなかったが、自分のできる範囲で働けるかもしれないと考えることができた」など、とても満足度が高いアンケートがありました。一方で「質問時間がもう少し欲しかった。」「こまめな休憩が欲しい」等の意見もありました。
今回の当事者セミナーも大勢の方が参加され、当事者でしか話せないリアルな「ことば」を届けることが出来、大盛況で無事終えることが出来ました。3月中に収録した映像を編集しYouTube版で申し込みをされた方へ配信予定しています。
当事者セミナーは、毎年開催しておりますので、来年度もチェックして頂ければと思います。最後に働きながらも当事者セミナーの準備をしてくれた3人の登壇者の皆様、当日までにご協力頂きました勤務先各社の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。
(吉岡)
暖かくなったり、寒くなったりと陽気がコロコロと変わる2月ですね。
身体が体温調節に忙しくて、疲れやすいような気がします。
みなさまはいかがですか?
2月の活動報告
💛バレンタインクッキー作り
中身は、ホワイトチョコ・ミルクチョコ・キャラメルチョコの3種類🍫
梅や柿など差し入れくださったご近所の方々にもお渡しできました(*^-^*)
🎸楽器を弾いてみよう🎻
エレキギター!
ベース!
ウクレレ!
などなど
初めて触る楽器がいっぱい(ドキドキ(*’ω’*)
「意外と重いんだねー」
「弾けたー」
みんなでワイワイできました(^^♪
💰Lifeプログラム
「自分のお金の使い方について考えてみませんか」
国立市社会福祉協議会のスタッフの方々を講師に迎え、バランスを考えたお金の使い方や家計簿の付け方等についてレクチャーしていただきました。
2回連続のレクチャーで、1カ月間のお金の流れを見ていただいたうえでアドバイスをもらう方もおられました。
日頃から気になっていたあれこれを質問できたりと、中身の濃いプログラムとなりました。
3月の予定表🌸
3月は利用更新面談がありますので、日時についてはスタッフにお声掛けやご相談お願いいたします(*^-^*)
今年は1月から色々なニュースがあって何かと
不安になることもあるかと思います。
それでも植物をよく見ると春に向かっていると
教えてくれていますので、心を春に向けて
暖かくなる季節を待ちたいですね。
遅くなりましたが、なびい通信12月-1月号をお届けします。
なびぃ通信2024-0203表紙
なびぃ通信2024-0203地活プログラム予定 👈なびい通信を開くには青い部分をクリック
毎日気温の変化が激しく
コロナやインフルエンザも流行しています。
体調に気を付けて寒い時期を乗り切りましょう!
毎年オープナーが行っております「当事者セミナー」。今年度で第13回開催となりました。今年度は国立市しょうがいしゃ就労支援センターさんとご一緒に開催します。
「働く当事者が伝える 私の選択~過去・現在・未来~」と題して、今年度は3年ぶりの会場開催です。
当日はその場で質疑応答にお答えする時間も設けます。ぜひ、会場に足をお運びください。
一方で、デイケアや地域活動支援センターの皆さんからは「オンデマンド版は都合がつけやすくて良かった」「リアル(集合型開催)が復活しても続けてほしい」と熱いリクエストを頂いていましたので、オンデマンド版も継続します。3月公開予定を目指しています。
また、今年は参加者の皆さんに事前に質問を募集し、当日会場でお返事するかたちで進行していきます。色々な経験を経て働いている皆さん(登壇者)に聞いてみたいこと・確認しておきたいことがあったらお申込み時にお知らせ下さい。
今年も、当事者にしか話せない、当事者の立場からのことばをこれから就職を考える方・支える支援者の方・迎え入れる企業担当者の方に受け取って頂けましたら幸いです。
【申込フォーム】。
以下のフォームリンクよりお申込みください
→お申込みはこちらから(Googleフォームへリンクします)受付を終了しました
日 時 | 2024年2月20日(火)13:30~15:30(開場 13:00) | |
場 所 | 国立市 市民芸術小ホール(東京都国立市富士見台2丁目48-1) 芸術小ホールHP:アクセスページ |
|
定 員 | 200名(会場が広いため、空間を広く取って着席予定です) | |
内 容 | 1.就労支援に関係する福祉サービスについて(ミニ解説) 2.当事者による経験談 3名 3.質疑応答 事前受付+当日受付のものに回答 |
お問い合わせ:障害者就業・生活支援センターオープナー 高橋(智)・吉岡
TEL 042-577-0079
国立市しょうがいしゃ就労支援センター
TEL042-505-7271
新年あけましておめでとうございます。
2024年1号目のピアス通信を1/10に発送致しました!
OBの方は郵便受けを確認してみてください(^^)/
以下のリンクからもご覧いただけますので是非ご覧ください♪
ピアス通信62号(145号)(2023年12月号)
本年もよろしくお願いいたします。
これから精神障害者の雇用を検討している、精神障害者への採用面接をブラッシュアップしたい企業の皆様へ
『精神障害者を雇用したがなかなか職場に定着しない』『どのように精神障害者に関わればいいのかわかない』
『精神障害者への採用面接でどんなことを聞いていいかわからない』
などのお困りごとはありませんか?
この度 障害者就業・生活支援センター オープナーでは
『精神障害者の職場定着をすすめる採用面接とは~採用面接のためのコミュニケーションツールの活用について~』
という3回連続のセミナーを企画いたしました。
精神障害者の職場定着をすすめるために、
『どのような採用面接を行えばいいのか?』『そもそも精神障害とは?』『障害者雇用の状況はどうなっているの?』『企業を支援してくれる機関はあるの?』
などの精神障害者を雇用する上での様々な疑問にお答えいたします。
ぜひ参加をいただき、より良い人材と出会う、職場定着をすすめるためのヒントにしていただければ幸いです。
第1回 | 障害者雇用の状況・精神障がいの特性理解・コミュニケーションツールの説明 令和6年1月25日(木)13:30 場所:me:rise立川 Conferrence Room(旧たましん本店) |
第2回 | 精神障害者の職業準備施設の見学と障害当事者との意見交換 令和6年2月5日(月)13:00~15:00 令和6年2月15日(木)13:00~15:00 場所:就労移行支援事業所 ピアス |
第3回 | コミュニケーションツールを実際に体験し、模擬面接を行う 令和6年2月27日(木)13:30~16:00 場所:就労移行支援事業所 ピアス |
問い合わせ:障害者就業・生活支援センター
吉本