2022年度 法人活動報告会を開催しました

法人本部 2023/09/29

2023年8月8日、「多摩棕櫚亭協会 2022年度活動報告会」を開催しました。

今年はくにたち芸小ホールを借り、日頃お世話になっている100名を超える方々にお越しいただきました。

今まで毎年行っていた報告会ですが、2019年は台風の影響でやむなく中止に。そのまま2020年からはコロナ禍のため実施できず、報告書の冊子を郵送でお配りするのみとなっていましたので、実に5年ぶりの開催となりました。

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第1部では、各事業所の2022年度の活動報告を行いました。コロナ禍で活動を制限せざるを得なくもどかしく思っていた時期が長く続きましたが、徐々にメンバー中心のグループ活動など、棕櫚亭らしさを取り戻しながらも、新たな取り組みや地域との関わりも模索しつつあることなどを報告いたしました。

第2部では、当法人のピアススタッフである櫻井博より、「ピアスタッフとして駆け抜けた10年 ~支援することと、支援されることの狭間で~」と題して講演しました。病を発症した頃から、“ゴミ箱からの”棕櫚亭との出会い、メンバーとして過ごした7年間とピアスタッフとして駆け抜けたこの10年間について、滔々と語る様に会場は静まりかえって聴き入っていました。ピアスタッフとしての立場について、メンバーとスタッフの間を振り子のように揺れて行き来するようにやってこられたその在り方から、各自が重く受け止めるものがあったように思います。

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また、棕櫚亭が長年お世話になっている方々からご挨拶を賜りました。国立市役所しょうがいしゃ支援課の長田健課長、棕櫚亭の初代理事長である石川クリニックの石川義博先生、そして15年間理事を務めてくださった谷水勝宏理事からは退任のご挨拶を頂きました。皆様からの愛情深いお言葉を受け、長年の棕櫚亭の活動を見守りお力添えくださってきたことへの感謝の気持ちとともに、今後も棕櫚亭らしさを大切に、活動を続けていきたいという決意の気持ちを胸に強く抱きました。

ご来場くださった方々には棕櫚亭へのメッセージカードをご記入いただきました。これもまた応援のメッセージに溢れており、地域の皆様に支えられて今の棕櫚亭があるのだと、胸が熱くなる思いで読ませてもらっております。(こちらからご覧いただけます➡2023報告会メッセージカード

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今回は残念ながらお会いできなかった方々へは報告書の冊子を順次発送しておりますが、ご入用の際は是非お声掛けくださいませ。

最後に、こうしてたくさんの方々にご出席いただいて報告会を無事に開催できたこと、皆様が日頃から棕櫚亭を支えてくださっていることに感謝を申し上げます。今後ともどうぞご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 (尾崎)

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福祉広報に掲載されました

法人本部 2023/09/26

東京都社会福祉協議会 福祉広報 社会福祉NOW 「一人ひとりの「働きたい」思いに向き合う-福祉職場における障害者雇用―」に取り上げられました。

紙面はこちらから→(PDF版

 

8/8活動報告会を行います

法人本部 2023/07/15

社会福祉法人多摩棕櫚亭協会では、メンバーさんやそのご家族、関係機関や棕櫚亭の活動に関心を寄せて下さる方々に向けて毎年『活動報告会』で、前年の活動の様子をご報告してきました。

2020年にコロナウィルスの流行が始まって以降は『活動報告書』をお渡しするだけになってしまっていましたが、3年ぶりに報告会を開催することとなりました。

日時 8月8日(火)14:00~16:15

会場 くにたち市民芸術小ホール

第一部では各事業所等の活動報告、第二部では当法人にてピアスタッフとして活躍している櫻井博の講演を企画しております。

詳しくはこちら→2023.08.08【2022報告会】ちらし

事前にお申し込み頂けると受付がスムーズになりますが、座席には余裕がございますので事前にお申し込みがなくてもご参加頂けます。

みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

普通救命講習を行いました

法人本部 2022/12/16

法人では2020年度に「災害プロジェクト」を立ち上げ以降、様々な防災関連の備品の
整備や避難訓練などを行ってきています。今回は、災害や緊急事態に備えるための一環として

救急救命講習写真1H

12月2日(金)に立川消防署・東京防災救急協会
の方お二人にお越しいただいて普通救急救命講習
を行いました。

参加者全員で心肺蘇生の方法やAEDの使い方、
その他救命処置の方法、コロナ禍で救命処置を
行う時の注意点などを学びました。

 

 

講師は長年救急の仕事に従事された方でしたが、講習の締めくくりに講習を受けることで勇気を
出して救命処置を行う一歩を踏み出してほしいと励まして下さいましたが、学んだことで一歩を
踏み出せるのではないかと思っています。

救急救命講習写真2HP

 

コロナ禍の人数制限の関係で職員全員に
参加していただくことはできませんでしたが、
誰かを救う勇気を出すのをアシストするため、
講習を受けることに興味のある方は下記のリンク
をご覧ください。

 

 

令和4年度に都内各消防署で行われる「救急救命講習日程のリンク」です。
各自治体でも講習を行っている場合があるようですので自治体に問い合わせ
する方法もあると思います。

http://www.tokyo-bousai.or.jp/wp-content/themes/tokyobousai/download/lecture/
kyukyu/mq7lgl00000008ta-att/k_kousyu_r4-20220329.pdf
    ⇚日程表はここをクリック

12月に入り今年も残り少なくなってきました。
皆さま体調に気を付けつつ寒さを乗り切りたいですね。

 

 

 

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賛助会通信「はれのちくもり」発行しました

法人本部 2022/11/15

賛助会通信「はれのちくもり」2022年10月号(第139号)を発行しました。

賛助会通信2022年10月

遅ればせながら、全事業所の昨年度のふりかえりと今年度の取り組みをご紹介しています。

また、昨年度の会計報告や各事業所のスケジュールなど、やや厚めの紙面となっておりますが、ぜひご覧になってください。

 

賛助会員になってくださっているのにも関わらず紙面が届かない、住所変更、送付依頼などありましたらぜひお気軽にお問合せください。

(多摩棕櫚亭協会 042-571-6055 / 042-575-5911)

賛助会入会のご案内

今後ともどうぞご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

東京都女性活躍推進大賞受賞者の知事面会に行ってきました!

法人本部 2022/08/01

猛暑が続く今日この頃ですが、みなさんお変わりなくお過ごしの事と思います。ご無沙汰しております、理事長の小林です。今日は、少し前になりますが6月17日東京都庁で行われた「女性活躍推進大賞」の受賞者知事面会のご報告をしたいと思います。

この賞は平成26年度に「全ての女性が意欲と能力に応じて、多様な生き方が選択できる社会の実現」に向けて東京都が創設したものです。産業分野、医療・福祉分野、教育分野の3分野から応募を募り、その中から大賞女性活躍推進大賞1が選ばれます。棕櫚亭は令和2年度に医療・福祉分野で大賞を受賞しました。本来でしたら令和2年度に授賞式が行われる予定でしたが、緊急事態宣言中だったため中止となり、その代わりとして受賞者の知事面会が行われました。

当日は、知事室のある7階のホールに令和2年度・3年度の受賞者が一堂に会し、それぞれが知事との記念撮影を行いました。審査員長からもそれぞれの取り組みについてのコメントがありましたが、大企業や有名大学から、中小企業、社会福祉法人までと受賞団体もバラエティーに富んおり、一言で女性活躍と言っても組織の理念・文化によって様々な取り組みがあるものだと改めて感じました。

棕櫚亭の受賞理由ですが、                                                ★性別・年齢・障害の有無にかかわらず意思決定への平等な機会を提供するた め、小規模施設ながら階層役割、昇格基準を明確にしたキャリア制度を構築 している。                                           ★法整備がされていない時代から育児が必要な職員に配慮した働き方を進め、 子育て経験を持つ職員が法人の管理職として活躍している。                                                       ★地域の子供食堂運営に参画し貧困や育児課題と地域の活性化にも寄与してい る。・・・・の3点で、女性活躍のみならずダイバーシティの推進や地域貢献の角度からも評価されました。

この土壌を育んだのは、ほかでもない創設世代の女性4人が、精神障害者の地域福祉の充実と共に、自分達も責任ある仕事をし社会で活躍して行こうとした気概の賜物です。しかし社会に目を移せば、「貧困」や「性暴力」など女性が置かれた状況は悪化するばかりです。活躍大賞という光の影にはこの様な現実がまだまだ横たわっている事を忘れてはいけない。一握りのチャンスや環境に恵まれた女性だけでなく、全て女性活躍推進大賞3の女性が平等で活躍できる社会の実現、使い古された言葉ですがそれが叶わぬ現実がもどかしく感じます。それを少しでも明るい方へ動かしていく事、それがこの賞の真価なのかもしれません。棕櫚亭も受賞団体としてその一助になれればと思います。

(理事長 小林由美子)

追伸:この知事面会に参加した3人で、東京都からインタビューを受けました。詳しくはこちらのアドレスからご覧ください。

https://www.tokyo-danjo.metro.tokyo.lg.jp/women/women/r4taisho.html 

 YouTubeにもアップされました。https://youtu.be/4tQn12DbbXU

令和2年度女性活躍推進大賞授賞式

法人本部 2022/07/16

過日、コロナ渦で延期になっていた、令和2年度東京都女性活躍推進大賞受賞記念式が、都庁にて執り行われました。

法人からは、小林由美子理事長、山地圭子なびぃ副施設長、奥迫真里恵なびぃ施設長が参加しました。

その時の様子の一部が、東京都より動画配信されています。以下にリンクを張りましたので、ぜひご視聴ください。14分30秒ぐらいに小林理事長が登壇しています。

表彰式の様子(動画)

インタビュー掲載ページ

AED・心肺蘇生の講習会を行いました

法人本部 2021/12/15

ここ最近、地震が頻発していて、気になるところですね。AED・心肺蘇生法講習会①

法人では、自然災害への対策として、昨年度末から「災害プロジェクト」を立ち上げ、備品の管理や初動について、検討をしてきています。

今回は、その一環で立川消防署 谷保消防出張所の方にお越しいただき、12月7日(火)・9日(木)の2日間にわたり、AED・心肺蘇生法について受講しました。

 

AED・心肺蘇生法②5年前にも同じ内容で講習を受けましたが、新型コロナ感染症の影響は、人命救助にも波紋を広げていることに驚きました。以前は心臓マッサージ+マウス・ツー・マウス法が主流でしたが、今では、感染予防のため、行っていないとのことでした。

心臓マッサージについても「救急車が到着するまで、平均7分。1分間に100-120回は継続してもらいたい」と説明を受けた時は、職員皆苦笑いでした。実際に行ってみても「体力がもたない」「1人では難しい」「力の入れ方が難しい」など、苦戦しました。

 

AED・心肺蘇生法③

AEDを接着する際には、心臓マッサージをしている職員とAEDパットをつける職員の2人以上で協力しながら行いました。AEDの機械から出る指示通りに装着するだけなのですが、慌ててしまい、パット同士がつきそうになってしまったりもしてしまいました。消防士の方の説明を見るのとやるのでは大違いでした。

 

 

AEDの使用や心肺蘇生の機会はないことにこしたことはありません。

しかし、地震大国である日本。自然災害はいつ起こるかわかりません。

災害への備えとして、今回の講習会はとても気が引き締まる思いと同時に、継続して講習を受ける必要性も感じました。

末筆ながら、講習にご協力いただいた、立川消防署 谷保消防出張所の皆様、ありがとうございました。

災害プロジェクト

川田 俊也

 

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SPJ・メンバーが東社協・障害者週間記念特設サイトでインタビューを受けました!

法人本部 2021/12/08

今回のインタビューは当法人の当事者スタッフである櫻井さんを通じて、東京都社会福祉協議会・知的発達部会に所属する林さんからお話を頂いたものです。これは「障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として国が定めた「障害者週間(毎年12月3日から9日)」を記念して行われました。特に今回は「活躍する障害当事者というとどうしてもパラリンピックの選手などに注目がいくが、今回は地域で活躍している当事者の方々にスポットをあてたい!」と言う林さんの熱い思いで実現しました。今回インタビューを受けた櫻井博さん・内藤篤子さんは、働く当事者で作るグループ「SPJ(棕櫚亭ピア事務局)」の事務局メンバーです。その二人が「働く当事者」として様々な質問について話されました。

詳しい内容は以下のアドレスからご覧ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   ホーム (google.com)

さらにここからは、そのインタビューを受けた櫻井さん・内藤さんそれぞれの感想をご紹介いたします。

【櫻井博さん】インタビューは1時間以上にわたり、障害者の雇用に関しての話し合いはかなり熱のこもったものでした。福祉の分野で障害者の雇用が何故すすまないか、林さんの率直な意見が聞けて良かったです。また雇用の場合どういう点が大事なのかも意見交換ができました。現場に丸投げにするのではなく、と言っているように、棕櫚亭の場合、本当にきめ細かい配慮がなされているのだと実感しました。また正社員だけを目指すのではなく、自分なりの生き方を模索する生き方も尊いと感じました。障害者権利条約、労働問題、など興味をそそられることも討論され、内容の濃い一時間だったかと思います。ありがとうございます。

【内藤篤子さん】改めて、記事になった内容を読み、聞き手の方が支援されている、知的発達の当事者の親御さんもご高齢になり、当事者を含めご高齢の親御さんとを、どう支えるか模索している事も知りました。また、福祉施設の中でもなかなか、障害者雇用が進まない事も知り、とても良かったです。この事については、聞き手の方からこのお話を聞いて興味があり、とっさに私から逆に質問しました。私も、普段から考えている事を話しました。私の話を聞いた後、櫻井さんが上手くまとめてくれたり、小林理事長が私達の話を上手くまとめ引っ張っていってくれ、良い座談会が出来たと思います。知的発達の当事者も精神当事者と同じ悩みを持っている事を知り、垣根を越えた交流を続ける事が大事だと思いました。いろいろなお話が出来ましたが、「まだ浅堀だな。」と思いました。次回もっと深堀が出来たらと思います。私も障害者権利条約など勉強をし知識を身に着けていかないと、と思いました。

このインタビューは10月23日に行われましたが、10月には「みんなネット・東京大会」にも櫻井さん、内藤さんは分科会・講師として招かれ、私も含め3人で参加してまいりました。どちらも当事者が自らの言葉で思いを語る貴重な場となりました。しかし、こう様な場はまだまだ足りません。社会は一見すると、法定雇用率2.3%となり障害者雇用は活況、障害福祉もここまで進歩してきたかのように見えます。しかし、引きこもりのお子さんを抱えたご家族、なかなか一歩が踏み出せない当事者の方々、障害者雇用に苦慮する職場など問題は山積。そのような時にこそ大切なのは、障害当事者達の言葉です。そこにこそ、問題解決の糸口が見えるのだと私は思います。棕櫚亭としても、当事者の皆さんが自らの体験・実感を語る場をたくさん作っていきたいと思います。皆さんが名前を伏せることなく自由に自らを語る場を作ること、それは私にとっても一番の夢でもあります。           (理事長 小林 由美子)

賛助会通信「はれのちくもり」発行しました(2021年10月号)

法人本部 2021/11/04

棕櫚亭賛助会通信「はれのちくもり」第136号(2021年10月号)を発行しました。

賛助会通信2021年10月

今回の内容は

  • 2020(R2)年度 事業報告・会計報告
  • 棕櫚亭Ⅰ 絵画作品のご紹介
  • 各事業所 新型コロナウイルス対応に関するお知らせ

です。是非ご一読くださいませ。

また、賛助会へのご入会や通信のお受け取りをご希望される方につきましては、こちらのページ(→賛助会へのご入会)をご覧ください。

なお、お手元に届いていない会員の方や、住所変更等希望される方がいらっしゃいましたら、お手数ですが棕櫚亭までご連絡くださいますと幸いです。

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