特集「書評『精神障害のある人の就労定着支援』」が始まりました

法人本部 2019/12/11

精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』が本年(2019年)5月に発売となってから、半年以上が過ぎようとしています。

そして季節は初夏から冬へと移りました。
先日この本をもう一度読み返してみました。読後の感じが刷り上がったばかりの興奮気味に読んだ時とは少し違う感じがありました。
もともと読みやすさを心掛けたこの本ですが、今回はさらにその言葉の数々が、樹木が水を吸い上げるようにすっと体に入っていく感じに自分でも驚きました。特に第二章「経験から蓄える」は、天野さんの強烈でもあり悲惨でもあるそれが、私の中にも一つの体験として蓄えられていく、そんな感覚を強く持ちました。不思議です。
中央法規出版 担当編集者の柳川さんが、「この本は爆発的に売れるというより、じっくり長く読み継がれていくものだと思います。」と話されていたのを思い出しました。
「読み継ぐという事はこういう事なのかもしれない……」そんな風にも感じました。

そこで今回、この本がたくさんの人々に読み継がれていく事を願い、こんな〈特集〉を組んでみました。

題して……
“私は『精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』をこう読んだ”

地域・医療など精神保健の分野で活躍される方々に、この本を読んだ感想や、この本への思いをご自分の体験などと重ねあわせて、大いに語っていただこうと思います。お願いしたのは「ぜひこの方の感想が聞きたい!」と言う方々ばかりです。ぜひご一読ください。

→ “私は『精神障害のある人の就労定着支援 – 当事者の希望からうまれた技法』をこう読んだ”

「たまあおばまつり2019」に出店しました!

法人本部 2019/11/12

去る10/26(土)、東村山市にあります多摩あおば病院で開催された『あおばまつり』に棕櫚亭として初めて参加させていただきました!
(多摩あおばの関様にお誘いたいだきました。ありがとうございます!)http://sinsinkai.com/

多摩あおば病院からの出店に加え近隣の作業所も多数参加、それぞれのブースでは、パン、わたあめ、タピオカミルクティー、焼きそば、革細工などを販売。一方私達棕櫚亭が用意できる武器といえば今年出版した書籍、それしかありません。amano-shuor-chuouhouki_book_face1_cap場所はステージ脇の絶好の位置、意気揚々と20冊を持ち込みました。shame2
興味のありそうな方に声をかけサンプル本を手に取ってもらったりという工夫もしました。

何より心強かったのはピアスの利用者でもあり、多摩あおば病院にも通っているメンバーさんが駆けつけてくれた事でしょう。職員は、初めての場所で硬くなってしまっていたのですが、彼の橋渡しのお陰でうまくお祭りの雰囲気に溶け込むことができたと思います。

そして気になる売り上げは5冊!お買い上げいただいた職員の方、利用者さん、ありがとうございました。

また来年も機会がありましたらぜひ参加したいと思います。

各ブースにアピールタイムが回ってきました。下の写真は棕櫚亭と書籍をアピールしている様子                                                        ↓  ↓  ↓

shasin

ピアス 中野

カテゴリから関連する記事をさがす
法人本部
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

時事伴奏⑦ ~ニュースとともに考える~

法人本部 2019/11/05
ディ合宿(法人全体職員会議)を終えて ―発信しつづける棕櫚亭を目指して―

社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会

ピアスタッフ 櫻井 博

短い秋、一気に寒さが迫ってきました。いかがお過ごしでしょうか?久しぶりの時事伴奏であります。

多摩棕櫚亭協会では年2回「デイ合宿」という、半期活動報告を全体職員会の中で行なっています。その模様について私なりに見聞きし、感じたことを報告したいと思います。場所はピアスの2階で、大きな輪のように机を並べて30名ほどの職員が一堂に会するものです。

デイ合宿とは

繰り返しになりますが、今回は令和元年前期における合同職員会議です。棕櫚亭の4事業所のほとんどの職員が集まり、午後1時から5時まで討論しあいます。以前は一日中話し合われたことから「合宿」と名付けられたと聞いています。事業計画に基づいた進捗状況の報告や現状の課題などを各施設20分ほどで報告し、他事業所からの質疑に応答するかたちをとります。

小林理事長が言う発信とは

私たちが活動する小さな国立に住む人でさえ棕櫚亭を知らない人もいるという報告がありました。テレビでピアスの現場が紹介されたり、理事長小林さんのインタビューが新聞で取り上げられ、多方面からホームページにアクセスがあったと報告されました。

ホームページの性格上、常に新しいことを発信しなければならないとも話されました。

棕櫚亭が発信し続けるあるいはその姿勢の重要性と自分達の活動を社会に発信しつづける棕櫚亭でありたいという理事長の意見でした。

棕櫚亭の置かれている現実

国務大臣が「多様性を認める社会」という言葉を使い始めるように、時代も大きな転換点にあります。重度障害者の議員の方が国会で発言し、合理的な配慮がされる時代です。私も棕櫚亭と出会ったころ、障害者という響きに違和感、もっといえば嫌悪感を感じる時期もありました。それは自分が障害者であるという裏返しでした。障害があると言われることへの偏見からくるものではないかと今では思いますが。でも、今の時代は障害をオープンにして働く、その人なりの働き方に注目が集まっています。まだまだ棕櫚亭の認知度は高くないです。地域の人が知らないという現状をどうとらえたらいいでしょうか。そのため棕櫚亭では地域にすこしでも知ってもらえるよう、地域貢献として「食」の部分で働きかけをはじめました。具体的には子ども食堂への安価な食事提供などがそれに当ります。地域との接触を通して棕櫚亭を知ってもらう努力を惜しみなくしています。自立支援協議会などの行政の会議に出席して他団体への周知にも努めています。

今回の台風19号に関連して

ある職員から今回のような未曾有の豪雨災害の時に、ピアスがどのタイミングでどういうふうに「福祉避難所」として開設されるのかという質問がありました。市の会議に出ていた職員からは明確な回答が得られなかったということでした。メンバーさんの中には実際、近くの指定されている場所に避難して怖い思いをされた方もいらっしゃったようです。例えば台風19号の上陸の際に各地で避難所が人でいっぱいになり、次なる避難所に移動を余儀なくされたかたもいたという現状を考えると、これからの避難所の姿を検証する必要性がある感じがしました。

最後に

将棋の世界では、一手打ったその先にいろいろな打ちてがうかぶほど有利とされています。つまり選択肢が多いほうがその先にある目標が広がり、次の一手につながるということなのだと思います。そういう意味では、地域の精神障害のある方が棕櫚亭のフィールドを経ていただけると、幸せ実現につながるように感じました。勿論その為には顔の見える関係を増やし、様々な面で棕櫚亭を知ってもらうことが大切だと感じました。

 

 

映画上映会を開催します!

法人本部 2019/10/28

先日の台風や大雨では、皆様影響ありませんでしたでしょうか。被害を受けられた方にはお見舞い申し上げます。

さて、10月12日より延期になっていた映画会の開催が決定しましたのでお知らせいたします!

平日の夜ですが、皆で<その人にとっても幸せ>について考えられる、そんな時間にしたいと思っています。ぜひご参加ください。

「映画上映会」

日時 : 11月20日(水) 映画上映会(18:30~)

※映画はいろとりどりの親子←リンク、音量注意!)です。

”大きな困難を抱える子どもと親が語る、飾らないストーリー” この映画では、さまざまな“違い”をもった子どもが直面する 困難と、その経験から得られる喜びについてのプロセスが描か れています。6 組の家族のストーリーに心揺さぶられ、人と違 うことを好きになれる、そんな映画です。その人にとっての幸せってなんだろう、これは私たちがこれまでずっと大切にしてきたテーマでもあります。一人一人が違うように幸せのかたち も違うし、無限に存在する。そんなことを気付かせてくれる時 間を一緒に過ごしませんか。ぜひお気軽にご参加ください。

参加いただける方は、042-575-5911 (担当:伊藤・増田)までお電話にてお申込みください。

映画会チラシ1120上映会ちらし拡大

カテゴリから関連する記事をさがす
法人本部
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

【台風関連】利用者の皆さんへ 10/15の件

法人本部 2019/10/13
棕櫚亭利用者の皆さんへ

大変な一夜を乗り越えたところだと思います。

お疲れ様でした。

各地で被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

さて、多摩棕櫚亭協会、各事業所共に、特に大きな被害を受けていないことが確認されました。

10/15(火)から各事業所、通常の開所を予定しています。

当日交通状況等で通所できないなどの場合は、各事業所に連絡ください。

よろしくお願いします。

若干、余波で風が強くなったり、今後フェーン現象で気温が高くなります。引き続きお気をつけ下さい。

多摩棕櫚亭協会 法人本部

【更新】台風19号の接近に伴う注意事項について

法人本部 2019/10/11
台風19号の接近に伴う注意事項について

追記:(12日12時) 

事前の予想以上に洪水等警戒情報等がでています。特に河川地域は警戒が必要です。今後風雨が強まる前に、避難場所の確認を必ず行なってください。  →  

東京都防災マップ  又は  

お住まいの各自治体のホームページ(こちらは一部繋がりにくくなっていますが、慌てずお待ちください)

国立市 ・ 日野市 ・ 立川市 ・ 府中市 ・ 国分寺市 ・ 八王子市 ・ 羽村市 ・ 多摩市 ・ 昭島市)

 

気象情報: yahoo 天気(リンク)

引き続き、台風19号の接近に伴う自衛をお願いします。

10/12(土)朝から近畿~関東の広い範囲で激しい雨となり、風も強く吹く見通し。そのため、あすは原則として外出せず、今日中に出来る限り用事を済ませ、小さなことでも可能な限り対策してください。

10/11(金)の昼ごろには交通情報(運休等)も発表の予定がされています。

こまめに気象予報も確認して下さい → 気象庁

カテゴリから関連する記事をさがす
法人本部そのほか
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

【報告会と上映会】台風の影響を考慮して中止します

研修会 2019/10/10

「報告会」及び「上映会」(10/12)を中止します

10月12日(土曜日)に予定していました、「多摩棕櫚亭協会活動報告会」及び「映画上映会」は台風19号の影響を考慮して中止とさせていただきます。

尚、報告会につきましては代替日程を用意していません。

楽しみにされていた方、予定を組んでくださった方には大変申し訳ありません。

尚、「映画上映会」については、日を改めて開催したいと考えています。

日程が決まりましたら、告知したいと思いますので、御参加ください。

非常に勢力の強い台風との報道があります。安全にお過ごしいただけますよう御注意ください。

社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会

 

台風19号の影響による報告会(10/12)の開催について

研修会 2019/10/09

多摩棕櫚亭協会の報告会へご参加予定の皆様へ

いつも多摩棕櫚亭協会をご愛顧頂きありがとうございます。

さて、報告会当日(10/12)ですが、台風19号が接近し、天候が荒れることが予想されています。

つきましては、10/11(金)9:00に開催又は中止の決定をし、このホームページ上でお知らせしたいと考えています。

大変申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください。

よろしくお願いします。

報告会&上映会(10/12(土))のお誘い

研修会 2019/09/12

例年夏に、多摩棕櫚亭協会では、前年度の活動報告会を行なっています。

今年は本の出版イベント等がありずれ込んでしまいましたが、2019年10/12(土)に行なうことを決定しました。

「多摩棕櫚亭協会活動報告会 & 映画上映会」

日時 : 10月12日(土)

第1部 活動報告会(13:00~14:00)/第2部 映画上映会(14:00~16:00)

※映画はいろとりどりの親子←リンク、音量注意!)です。

”大きな困難を抱える子どもと親が語る、飾らないストーリー” この映画では、さまざまな“違い”をもった子どもが直面する 困難と、その経験から得られる喜びについてのプロセスが描か れています。6 組の家族のストーリーに心揺さぶられ、人と違 うことを好きになれる、そんな映画です。その人にとっての幸せってなんだろう、これは私たちがこれまでずっと大切にしてきたテーマでもあります。一人一人が違うように幸せのかたち も違うし、無限に存在する。そんなことを気付かせてくれる時 間を一緒に過ごしませんか。ぜひお気軽にご参加ください。

参加いただける方は、042-575-5911 (担当:伊藤・増田)までお電話またはFAXにてお申込みください。

2019報告会チラシおもて(pdf)拡大

表

2019報告会チラシうら(pdf)拡大

うら

 

『はたらく当事者インタビュー』丸山さん(株式会社ダブリュ・アイ・システム)

法人本部 2019/08/19

今回はオープナーの職場定着支援を活用しつつ、長く働き続けている「丸山 朋均」さんと職場で上司にあたる「本多 史朗」さんにインタビューを実施しました。

体調を崩さない働き方の1つとして、障害者雇用はある。

丸山さん(株式会社ダブリュ・アイ・システム)

今の会社について教えてください。

丸山さん:2013年に入社して、現在6年目になります。業務内容はコンタクトレンズのケア用品の通販で売り上げた商品と金額のデータ照合をメインに担当しています。勤務時間は11:30~18:30の6時間勤務です。

社風としてはピリピリはしておらず、全体的にフレンドリーだと感じています。他部署の方々とも自然に話す事もあります。

今の会社に入社するまでの経緯を教えてください。

丸山さん:病院のデイケアに通所していましたが、まったく家から出られませんでした。正直、生活リズムも崩れていました。この当時、働きたいと思い1社面接を受けましたが、「ブランクが長い」と言われ、何か訓練をした方がいいと思いました。もっと言えば、履歴書に書ける訓練先を考えていました。情報収集して、東京しごと財団の委託訓練を見つけました。ハローワークに紹介状を書いてもらい、障害者委託訓練を受講しました。受講の目的としては、当時からパソコンのスキルはあったので、決まった時間に起きて出勤して、帰宅することが一番の訓練の目的でした。

委託訓練終了後、当時、簿記3級をもっていて経理の仕事を考えていたので、4社程度の求人票をオープナーに相談して、今の会社に応募しました。

訓練で身についたことはなんですか?

丸山さん:通勤の体力を養えたことと、生活リズムを安定させることができたことです。また、障害のある方と付き合いができて、とても楽しかったです。

障害者雇用を選んだ理由を教えてください。

丸山さん:メリットは現在でも出勤の時間を配慮してもらえていることです。就業時間を考慮してもらうことで、混んでいない電車に乗ることができ、体調の安定につながっています。

社員全員が自分の病気や障害について細かく理解しているかはわからないですが、一部の社員の方に、自分の病気や障害を知ってもらう事で、殻に閉じこもらずに済んでいます。障害者ということで、引け目を感じにくいと思っています。レッテルを貼られているとも思っていません。なので、デメリットはあまり感じていません。

働く上で、努力や工夫していることを教えてください。

丸山さん:深酒はしない!次の日残ってしまうと仕事にならないです(笑)。

私は、眠れないこともありますが、睡眠時間がどんなに短くなっても、とにかく出社するようにしています。いい意味で、睡眠時間に捉われすぎないようにしています。

仕事では、スケジュールを組み立てる事が苦手なので、出社したら1日の予定を組み立てています。思いついたことなどはメモを別にとるなどして、目の前の仕事に集中しています。

IMG_0274

今の職場でのサポート体制や配慮されていることを教えてください。

丸山さん:配慮は先ほどもお伝えしましたが、勤務時間の調整です。

他には勤務状況や体調面について、1週間に1回、直属の上司と総務部長に「体調把握シート」を提出しています。提出したあとには必ず、コメントをもらえています。

コメントをもらうことで、とても安心しています。見守ってくれているような感じがしています。

就労支援を受けながら働くとはどのようなことでしょうか?

丸山さん:正直、会社を辞めたいと思ったことが、何度かあります。でも、相談する事で問題を解決しながら働く事が出来ています。過去には休職や部署異動もありました。

オープナーでの面談で、会社の状況や生活についての相談をすることができているので、辞めないで済んでいます。

自分から会社に直接言えない事でも、担当スタッフから伝えてくれることも大きいです。

最後に、これから働きたい精神障害者の方々へ、メッセージをお願いします。

丸山さん:就職はそんなに敷居は高くないです。昔は、敷居が高いと思って、作業所に長くいましたが、入社してみるとそれほどではないと感じています。

なぜなら、体調の安定と少しのスキルがあれば、働きやすいのが障害者雇用になります。

なので、働く前に仕事のスキルも大事だけど、生活リズムを整えておくことが本当に大事だと思います。

自分のことよく知るために主治医や支援者とよく相談して、「働く」を目指してほしいです!社会に出てもらえればと思います。

 

会話を多くすることで、体調の変化を見逃さないことが大切。

本多さん(株式会社ダブリュ・アイ・システム)

丸山さんの印象を教えてください

本多さん:明るく気さくな性格です。仕事への取組みも真面目で、業務でわからない点があると、積極的に質問していただけます。

丸山さんの会社でのサポートはどのようにしていますか?

本多さん:体調把握シートを利用しています。1週間ごとにご自身の体調変化や仕事への取り組み方を記載してもらい、担当オープナーの方と総務部長、そして自分の3名にメールにて報告してもらっています。

また1か月に1回、3者面談を行うことで、直接話し合う機会を設けています。

仕事上の問題点の確認を行い、解決方法を模索します。丸山さん自身の体調についても、所属部門内で共有を図っています。

精神障害者の方が定着するポイントはどのようなことでしょうか?

本多さん:プラス思考で考えることだと思います。健常者との比較で、そこからマイナス面を考えるのではなく、居ることによりメリットがあることを、常々私たち自身が感謝すること。そして何より会話を多くすることで、体調の変化を見逃さないことが大切だと思います。

就労支援機関との連携についてのお考えを教えてください。

本多さん:「心の拠り所」である就労支援機関と当社の定期的な話し合いは、話題が本人中心の為、丸山さん自身にとっても更に安心感が増すものと思われます。今後もオープナーと一緒に問題解決を行う定期的なトライアングル交流は継続すべきと考えますが、いずれ手が回らなくなるといった事態を危惧しています。

これから働きたい精神障害者の方々に一言お願いします。

本多さん:自分の持っている能力や才能を生かせる場所は、きっとあります。そんな職場と出会えることを願っています。

トピックス