1日レクで多摩動物公園に行ってきました!

棕櫚亭Ⅰ 2019/06/25

 

6/21(金)、1日レクリエーションで多摩動物公園に行ってきました(^O^)
昨年は横浜、その前は浅草、と遠出が続いていたので、今回は久しぶりの多摩動物園でした!

お天気が良かったのもあり、園内バスも利用しつつ存分にたのしんできました(^^)/

入口にあるゾウの像の前で記念写真を撮って、まず向かったのはサイ!

HP用⑥

 

 

 
大きなサイが2匹!迫力満点でした。

その後もオラウータンやユキヒョウ、レッサーパンダ、オオカミ、馬など、たくさんの動物を見て回りました。

HP用②

HP用①

 

 

 

HP用③HP用④

 

 

 

 

「今回どの動物が印象に残ってますか?」と聞いて一番に名前が挙がるのは『馬』でした!

HP用⑤

 

 

 

 

馬コーナーの前にちょうど休憩スポットがあったので、かれこれ20分近く見ていたメンバーさんもいらっしゃるくらい(^○^)

お昼には、美味しいおにぎり弁当や差し入れのチョコレートなど食べて大満足。休憩コーナーのアイスクリームやフロートも美味しかった!

最後はお土産コーナーで思い思いのお土産を購入し、たのしい一日の締めくくり。

棕櫚亭第Iが目指す、「地域で充実して生活するため」の1つの体験として、施設外におでかけした動物園は気分転換になりとてもたのしい思い出となりました(^○^)!

[ご報告]多摩就労支援ネットワーク連絡会議

オープナー 2019/06/24

2019年6月6日(木)に毎年行っている多摩就労支援ネットワーク会議を開催しました。

1部に就業・生活支援センターオープナーの本体業務の報告と3つの受託事業(精神障害者就労定着支援連絡会、医療機関・就労支援機関連携モデル事業、中小企業応援連携事業)の説明を行いました。

2部の基調講演では、「依存症・摂食障害の理解」~就労支援の手掛かりを探る~をテーマに医療法人社団 碧水会 長谷川病院 デイケア科 科長 佐々木真一氏に講演していただきました。

まずテーマの理由ですが、最近オープナーに相談に来る方は様々な問題を抱えていて対応が2、3者必要になったり、病気の複雑化など相談内容が多岐にわたってきており、より新しい情報と知識をもって支援する必要があると感じていました。そこで、デイケアで実践者である佐々木氏から情報や知識など、ポイントとなるお話しを聞きたく今回のテーマとなりました。

依存症はアルコールや薬物、ギャンブルだけでなくゲーム障害や万引き(病的窃盗症)、ハラスメントなどもあり時代と共に幅が広がっていて、医療分野でも非精神病の方に注目されているという状況を知りました。私はアルコール依存の方の支援経験がない為、最近新しい薬が出たことを知りませんでしたが、アルコールを断つのではなく減らすという新たな治療薬の登場を知りました。同時にハームリダクション(害薬を減らす)という治療観に変わってきたという話が興味深く、聞き入りました。

摂食障害については社会的文化背景として、痩せていることを尊ぶ価値観(美の意識 自己管理・節制の証など)など心理社会的ストレスと対処困難な状況が引き金になる。治療も「体重の回復」が前提であり、薬物療法は存在せず、後遺症もある話しを聞き摂食障害の難しさを改めて認識しました。スポーツ選手が記録や勝つためにストイックにトレーニングの体形改善で摂食障害になったという話しを思い出しました。

■依存者の特徴として、“シラフでの生きづらさを抱えている”ということ

「自己評価が低く」「自分を大切に出来ない」「孤独」「見捨てられ不安が強い」など

支援のポイントは

「支援する時はコントロールしない」「ルールを守らせることにとらわれすぎない」

「長い目で回復を見守る」「明るく安心出来る場の提供」「自立を促す関わり」など

■摂食障害のある方の傾向は、“期待を裏切れない生真面目なタイプの人が多い”

「疲労の覚知が難しい」

支援のポイントは、生活リズムが乱れやすいので「きめ細かな体調確認」を行う。

さらに依存症と摂食障害の背景にあるのはトラウマ体験であり、その関わりや配慮、フラッシュバック時の対応などのお話もして頂きました。

講演を聞き、これまでの知っていた依存症の知識や情報は古く、初めて聞く言葉や従来の治療では考えられないような新たな治療観など、驚きと共に知る事が出来ました。

無理に辞めさせたり、こじ開けたり、聞いたりせず無理のない環境を整えていき、医療との継続的な連携と正しい理解・知識とともに支援する姿勢が必要だと感じました。また実際、非精神病の方が働くとなった時に治療しながら定着に向けて周囲の理解や環境をどうすればいいのか考えなければいけないと感じました。

短時間ではありましたがとても内容の濃い講演をして頂き興奮して聞きました。今後も支援の質を高めていくために情報をキャッチしていこうと感じた講演でした。

 

*ハームリダクション:治療関係を維持・継続しながら関連する悪影響を少しでも軽減させる新たな治療、

 

吉岡  誠

【連載】時事伴奏⑥ ~ニュースと共に考える~

法人本部 2019/06/19

「嫌な報道が増える今~できるだけ冷静になって対応したい~」

社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会

ピアスタッフ 櫻井 博

令和の時代が始まりました。平成の時代にも増して「思いもかけない事件」報道が多いような気がするのは私だけではないと思います。

先日、大阪府吹田市で拳銃強奪事件が起こり犯人が逮捕されました。NHKの報道では犯人は「私のやったことではありません。私が思うのは病気がひどくなったせいです。周りの人がひどくなったせいです」と供述し、容疑を否認している(18日現在)とありました。精神障害者手帳をもっているとの報道や勤め先は障害者雇用だとの報道もありました。

私は棕櫚亭で働き始めて6年たちますが、このような報道にショックを受けました。また働いている仲間も少なからず気になった事件だと思います。

ここで私たちが考えなければならないことは、「報道に冷静に対応しましょう」ということです。マスコミ報道は精神障害と犯罪を結びつけ事件を大きく取りあげがちだからです。この犯人は犯行にあたり衣服を着替えたり、拳銃を奪うという計画性を報道から感じます。そういう意味では妄想や幻聴が「やれ」といったとしても病気にある人はやらないだろうし(もし行った場合大変なことになることを知っているから)、それを病気がひどくなったからという話を到底私は受け入れられません。

今後の捜査の過程で心神喪失状態にあったかどうか、精神鑑定になれば精神科医師の専門家の領域になるかと思います。しかし一部マスコミの「精神障害者は危険だ」といわんばかりの論調には今はつとめて冷静に対応することが大切かと思います。

不安ならば思いを聞いてもらうことも孤立に陥らない秘訣だと思います。

また障害者を雇う側にもこの事件はまれなケースだということを認識して欲しいと思います。

津久井やまゆり園の事件からもうすぐ3年を迎えようとしています。

私は先日同僚から辺見庸の「月」という本をかりてよみました。小説というかたちでやまゆり園の事月と雲件を取り上げたと思われるこの作品は、容疑者の犯行の理由が精神の病というより、自分の間違った思想、単純な思考回路によると筆者に提示され、私は深く共感しました。テレビや新聞のマスを対象にしている報道は時に大衆を迎合させるポピュリズムに繋がっていきます。このような報道がなされた時でも、われわれは恐れることなく堂々と自分の生き方を続ければよいのではないかと私は思います。

 

7月の予定をお知らせします

棕櫚亭Ⅰ 2019/06/19

 

暑い日や雨の日が続いていますが、棕櫚亭Ⅰの玄関は毎日華やかで明るく迎えてくれます(*^_^*)

HP用②

 

 

 

棕櫚亭Ⅰの周りに昔から咲いているアジサイと、長年お世話になっているお隣のお宅の方から頂いたバラ、そしてメンバーさんがご自宅から持ってきてくださった花アジサイ。

カラフルでなんともかわいらしい玄関になりました(^O^)♪
このお花を見るたびに、「色々な方の温かさで棕櫚亭Ⅰの元気や明るさが守られているんだなあ」と実感します。

さて、6月は多摩動物園へのおでかけがあったりと、アクティブな1か月でした。
7月は水曜日に通所されている方対象の昼食会があります。

詳しくは下記の予定表をご覧ください(^^)

7月の予定表はこちら→7月月間予定表

カテゴリから関連する記事をさがす
棕櫚亭Ⅰ
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

7/7(日)YMCA学園祭り 参加決定!!

ピアス 2019/06/19

昨年ピアスは、YMCA学園から地域の方とかかわりたいというメッセージを受け、お祭りに参加しました。事前にメンバーと生徒の皆さんと一緒にポスター、看板を作ったり、当日も一緒にホットドックを売ったり、ビンゴ大会に参加したりしました。おかげさまで100食用意したホットドックはあっという間に売り切れました。

同じ谷保の中にある者同士、力を合わせて協力することで、楽しかっただけではなく、お互い知り、交流していくという、とても良い体験になりました。

そして今年もYMCA学園のお祭りに出店する事になりました。お祭りのテーマは「つながりの輪を広げよう!」です。地域の方とつながるということでピアスに声がかかりました。

今回もホットドックを作る予定です。それからなんとっっっ もう1品、手作りのお菓子を一緒に出せたらと考えています。

まずは今日、看板作りでYMCA学園の生徒の皆さんがピアスに来てくれるので、みんなで楽しく準備して行こうと思います。

 

カテゴリから関連する記事をさがす
ピアス
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

福島・被災地への旅に思う(大貫編)

研修会 2019/06/19

生活訓練事業ピアス 支援スタッフ 大貫 綾乃

昨年、群像6月号に掲載された北条裕子の小説『美しい顔』が話題になった。被災地に居合わせたわけでもなく、行ったこともないという東京生まれの著者の作品は、一躍世間の注目を浴び、芥川賞候補にも上がるなど、期待が高まっていた。現地を訪れたことのなかったわたしは『美しい顔』に興味を持つと同時に、その場に居合わせていたわけでもなく、行ったこともない人間が福島を取り扱ってもいいものかと、表現者のはしくれとして疑問を持った。実際読んでみるとどこか違和感があったが、言語化することはできなかった。

その後(7月だったと思う)、棕櫚亭主催でソーシャルワーカーの高瀬さん、松本さんの『福島の現状を知る』講演が開かれた。震災当日に入所している高齢者全員を避難させ、その後数日間を生き抜いた話、当時ここまで大事になるとは知らされないまま避難訓練のトーンで「避難してください」と町内放送された話など、報道で聞いたことのない内容が多く、帰りの電車でもどきどきしていたのを覚えている。思い返せばこの頃から「実際に行ってみたい」という気持ちが沸いていたのだろう。

その後、群像8月号で『美しい顔』は参考文献明記を怠った件で謝罪文を掲載、たちまちインターネットで炎上した。再読してみると作品の巧拙以前に、現地のひとびとに対する敬意が損なわれている感覚をおぼえた。おふたりが語ったことばを思い返しながら読むと、『美しい顔』を演出することばたちがひどく空疎にみえるのだ。

同じ年の秋、旅行で女川へ行った。津波で横倒しになった派出所が、均等に舗装されたコンクリートの先にむきだしで置かれていた。目を疑う。無造作に並ぶ重機、露出した山肌、きれいな佇まいの土産屋が立ち並ぶメインストリート。復興と被害、人間と自然……コントラストの激しさに眩暈がした。女川ですら、完全な復興はまだまだ先だと肌で感じた。それでは震災の中心ともいえる福島第一原発近くの町は、今どうなっているのだろうか。

そして同冬、被災地研修があるとアナウンスを受けた。ずっと気がかりではあったものの行くきっかけを持てずにいた福島。否、きっかけはあったものの見過ごしてきただけかもしれない。知識としてではなく現実の「できごと」として、震災のことを知りたい。そして旅が終わったら今回のことを書きたい(そうしたらこんな機会を設けていただき、幸運というほかない)。私事で恐縮だがそもそも棕櫚亭、いわば精神障害の世界に飛び込んだのも、精神障害を目の前の「できごと」として、自分のこととして「知りたい」「もっと現状を変えたい」と思ったからだ。同じ気持ちが、被災地に対しても沸きはじめていたのだ。「この機会を逃してはならぬ。」と、天の声が聞こえた気がした。

予算など目もくれず、参加を即決した。

もっとも印象に残っているのは、高瀬さんのご実家がある大熊町(※帰宅困難地域:原発事故の影響により、住民が戻ることができない地域)を見せていただいたときのことだ。8年間という長い時間捨て置かれた土地で、伸び続けた雑草に覆われた田畑、静けさが支配する商店街、他所から運ばれてきた汚染土の袋が山積みになった光景……その一方で、りっぱな佇まいを残したままの精神病院。もし自分の街が同じようになったとき、そのことを受け入れて別の街で暮らしていくことができるだろうか。長い時間を過ごしてきた街で二度と元の生活を送ることができないと悟ったときの気持ちを想像してみる。息が詰まってくる。そんな過酷な経験をされてきたにもかかわらず気丈に振る舞い、被災当時から今までの状況を丁寧に伝えてくださった高瀬さんには敬服するばかりだ。東京から来た私たちをナビゲートする姿そのものが、スーパーモデルとして輝いてみえた。

得たものは大きくふたつあり、まず「物事を知りたい気持ちがさらに強まったこと」だ。もともと好奇心旺盛な方なのだが、輪をかけた。きちんと読んで、見て、聞く。福島についてもっと知りたくなり、さまざまな立場の方が震災当日やその後を語るドキュメンタリー映画『福島は語る』を見に行った。読書量も格段に増えた。それと心なしか、ピアスで人と話す機会も増えたような気がする。言葉の表面をなぞるだけでわかることは少ない。「それ、わかります」なんて、かんたんに口にしたくはない。

そして「もっと大きな枠組みで物事をとらえていかねばならない」と痛感したことだ。研修以来、自分のやることは社会のどこに・どのように影響していくのかを折にふれて考えるようになった。無力に見える個人の行動も、思わぬところでつながるときがある。何をかくそう、今回の研修について書きたいと思ったのは行けなかった人に伝えるため、そして行ったときの衝撃を自分の中に残しておくためだ。プライベートや仕事でも、ひんぱんにものを書くようになった。拙い走り書きばかりだが読み返してみたり、人に見せてみたりすると思わぬ発見がある。そういった反応が連鎖し、趣味の界隈でちょっとだけ大きな依頼を任されるようになった。人生、何が起きるかわからないものである。

いずれにしても、やらなければ始まらない。きたる2020年、二度目の東京オリンピックに沸き立つ反面で、未だ閉鎖的な様相の続く精神障害の世界に関しても、同じ視点と行動が求められているような気がしてならない。

甘ったるいぬるま湯の中で生きてきた半生を強く戒めてくれる、貴重な研修だった。お忙しい時間を縫ってガイドしてくださった御三方に、あらためて御礼を申し上げたい。

【参考文献・サイト】

『群像』2018年6月号・8月号

世の中ラボ【第101回】「美しい顔」問題をどう考えるか

※ 福島研修報告は、ページ上部右側の「研修会」をクリックいただければ

まとめてお読みになれます。新旧職員の力作をぜひお読み下さい!

無題

新刊ネット購入で操作にお困りの方へ

法人本部 2019/06/18

いつもホームページをごらん頂きありがとうございます。

新刊購入希望の方で「BASE操作」でお困りの方がいるとの話をお聞きしています。

購入マニュアル(PDF)を用意しました  →  マニュアルをクリック

購入時にわかりにくいポイントのひとつは ↓

①決済方法(カード決済e.t.c.) 選択後

【利用規約に同意して PAY ID に登録】から チェックを外す

(下図をクリックすると拡大します)

無題

③入力情報の確認をし、OK なら【購入確定】をクリック

 

また、操作方法等でお困りの際はお電話かメールをいただければ対応しますので、御一報ください。

○メールアドレス: book@shuro.jp

○電話(棕櫚亭Ⅰ(だいいち)):042-576-6783 小山・篠原 まで (平日9時から17時まで)

 

カテゴリから関連する記事をさがす
法人本部
タグから関連する記事をさがす

タグはありません。

トピックス