棕櫚亭の賛助会通信『はれのちくもり』第84号(H29年1月号)を発行しました。
昨年11月の役員改選後、初の賛助会通信の発行となります。「はれのちくもり」という名前に込められた天野前理事長の想いや、小林新理事長による理事長就任のご挨拶を掲載しました。また12月に行われた職員研修旅行の報告、及びに職員の研修報告から抜粋した感想も載せております。
なかなかの盛りだくさんな内容となってしまい、読み難くて恐縮ですが、是非ご一読ください。
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棕櫚亭の賛助会通信『はれのちくもり』第84号(H29年1月号)を発行しました。
昨年11月の役員改選後、初の賛助会通信の発行となります。「はれのちくもり」という名前に込められた天野前理事長の想いや、小林新理事長による理事長就任のご挨拶を掲載しました。また12月に行われた職員研修旅行の報告、及びに職員の研修報告から抜粋した感想も載せております。
なかなかの盛りだくさんな内容となってしまい、読み難くて恐縮ですが、是非ご一読ください。
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ピアスの「作業体験プログラム」で作成している、SSKPはれのちくもり別冊 ピアス通信第11号 を発行しました。
今号では、12月にオープナー主催で行われた当事者セミナーを特集しました。セミナーの報告に加え、参加したピアスメンバーに様子や感想をリポートしてもらいました。
また俳句・川柳が趣味のメンバーが、職員から川柳作品を募り、プログラム参加メンバーにて天地人の選出を行うという「棕櫚亭川柳大会」を企画しました。ピアス通信では主に棕櫚亭の「働く」に関するトピックをお伝えしていますが、こういった趣味や余暇に関する話題も積極的に取り入れていければと考えております。
次号ではピアスの就労プログラムの様子と、ピアス卒業生のインタビューをお送りする予定です。ぜひお楽しみに!
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昨年に引き続き、「絵画ワークショップ」を開催します。
日 時:平成29年2月26日(日)午後1時~午後3時
場 所:社会福祉法人多摩棕櫚亭協会 ピアスⅡ 1階
JR南武線 谷保駅より徒歩1分
対 象:国立市在住、在勤の15歳以上の方
費 用:無料
申込方法:氏名・参加人数・連絡先電話番号を明記して電話またはメールでお申込み下さい。
電話 042-576-6783(担当:工藤・浅野)
メール:daiichi@shuro.jp
普段行っているプログラムのひとつであります「絵画教室」を国立市に住んでいる方々にむけて行うことで
少しでも地域に貢献していきたいとの思いから始めた絵画ワークショップです。
休日の午後にダンボール紙にアクリル絵の具を使って好きな絵を描いて楽しんでみませんか!
道具などはこちらで準備しますので手ぶらで参加することができます。
初めての方も経験者の方も楽しく参加できます。
講師は国内や海外の個展・グループ展で活躍されている小堀令子先生をお招きしています。
みなさんのご参加をお待ちしています。
去る12月9日、福島就業支援ネットワーク研修会主催の就労研修でピアスの実践報告の機会をいただきました。前半が厚生労働省の香月就労支援専門官から国の就労支援の動向について、その後に「ピアスにおける精神障害者の就労支援」として40名前後の関係機関の方々に報告させていただきました。精神障害者の就労支援システムを構築したいというスタート時からの経過、ここ数年の発達障害への対応としてのCES(コミュニケーションプログラム)の取組み、そして最近の生活訓練事業との多機能スタイルまで幅広く話したためまとまりに欠けてしまった部分もありましたが、ピアスが節目節目で大事にしてきたことを振り返るよい機会となりました。
私自身、最近発達障害への取り組みを話す機会が多く、日常考えることも少しかたよっていたのだと思います。質問の中で「トレーニングを振り返って課題や目標に気づくというサイクルは、本人にとって酷なことではないのか」という意見をいただきました。私は、指摘を指摘として伝えることは簡単だけど、自分で気づくためのタイミングや働きかけが大切であるというようなことをずいぶん熱く補足させていただいたように思います。このような質問をしていただいたことで、精神障害者の就労支援をしていく上でピアスが大切にしてきたメンバーとの関わりを、私自身が再確認できた貴重なやりとりでした。
終了後の懇親会でも企画側を始め参加者の皆様方に温かく迎えいれていただき、美味しいお酒をたくさんいただきながら震災後のお話なども聞かせていただきました。ああもっと!というところで新幹線で帰路につきましたが、ぜひこの出会いを大切にしていきたいと強く思った一日でした。
ピアス 施設長 高橋しのぶ
今年は暖かな年越しとなりましたが、ここ数日、急に寒さが増してきました。皆さん、風邪など引いていないでしょうか?
さて、棕櫚亭の昨年は、10年かけて取り組んできた組織継承の総仕上げと、改正社会福祉法への対応とが重なり、二~三年の出来事が一挙に押し寄せてきたような年でした。「あぁ~、一波超えた。」と思うとまた一波、時には二波三波が押し寄せ、「なんでこんなに次から次へと・・・」と愚痴の一つも出てきそうな事もしばしばでした。
しかし、外に目を向けてみれば、世界全体では二波三波どころではない事が起こっています。グローバル化の名の元、押し進められてきた様々な取り組みは、イギリスのEU離脱や、アメリカでのトランプ大統領の誕生と保護主義へと大きく傾こうとしています。さらには、各国で多発するテロ、難民の問題など根底を大きく揺るがす出来事ばかりです。国境の垣根を越えて一つになるはずだった世界は今、対立し分断され様としています。この様な現状を目の当たりにすると、愚痴どころの話ではなく、悲嘆に暮れてしまいます。「『起こるはずがない』なんて事はこの社会にはなくなってしまったのだ。」と、痛感せざるを得ません。そしてこれは対岸の火ではなく、日本で起こる様々な悲惨な出来事とも、どこかでつながっているはずです。
では、この刻々と悪くなる状況に、私達はどう対応すればいいのか?正直、いい答えは浮かびません。でも分らないなりに考えてみて、まずは当たり前の様ですが「目の前の人達を確実に幸せにしていく事」が大切なのではないかと思います。一法人が出来る事は限られていますが、それぞれの法人、事業所が、出会った方々を確実に幸せにしていけば、それが多くの幸せにつながり、今、劣勢の状況も変わっていくのかもしれません。さらに言えば、悪化していると見えるこの状況も、見方を変えれば「一つの変化」、新しい時代が始まる胎動と見る事も出来ます。ですから、この変化にきちんと乗っていける力をつけることも必要だと思っています。ただ急激な変化ですから、油断していると激流に飲み込まれてしまいます。だからこそ、内に閉じこもらず、たくさん学んで、たくさんの人達とつながっていく事がより大切になってくると思っています。
今年は、棕櫚亭にとっても新しい変化の年です。昨年12月には各現場を天野前理事長とまわり、メンバーの皆さんに理事長交代のご挨拶をしてきました。皆さん前理事長の話に熱心に耳を傾け、言葉の一つ一つを胸に刻み込もうとしていました。横で一人一人の表情を見ていると、「自分達にも組織継承のバトンが渡されたのだ。」と自負している様にも見え、頼もしく感じた瞬間でした。一方、職員はというと、昨年初めて、若手職員が企画した研修旅行に行ってきました。秋川に一泊二日で出かけ、そこで前理事長から「棕櫚亭の30年」を聞いて、改めて創設世代の熱いパワーに触れました。その後、グループに分かれて「私と棕櫚亭」をテーマに議論し、各職員がポストイットに「こんな組織にしたい!こんな自分でありたい!」と思いを書き込みました。現場が違い、一緒に話す機会が少ない職員同士が、お互いを知る貴重な時間となりました。今後はこの集まった思いをまとめ、最終的には、新しい棕櫚亭の行動指針にしていこうと、旅行の企画者達は考えているようです。これも頼もしい話です。
とにもかくにも、よちよちとですが新体制は歩み始めました。やる気だけはみんなあります。足りない知恵は周りの皆さんから頂きながら、悪い変化を食い止め、いい変化に変えていける様なサービス作りを目指します。今年もどうぞ棕櫚亭をよろしくお願いいたします。
理事長 小林 由美子
SSKPはれのちくもり ピアス通信第10号を発行しました。
11月に行われた理事会の報告や、新理事長 小林由美子へのインタビュー、東京YMCA医療福祉専門学校での講演の様子など、盛りだくさんとなっております。ぜひご覧ください。
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~ 冬期休暇のお知らせ ~
12月29日(木)より法人のすべての事業所が冬休みに入ります。
「ピアスが1月4日」、「なびぃが1月5日」、「オープナー・棕櫚亭Ⅰが1月6日」より、開所となります。
新しい年も、社会福祉法人多摩棕櫚亭協会をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会
年の瀬になり社会福祉協議会を中心に
歳末たすけあい運動が今年も行われています。
この運動で集められた募金は
近年の在宅福祉事業の拡充もあり
民間による地域福祉活動の推進のために
広く使われています。
棕櫚亭Ⅰではサービスを受けるだけでなくて
自分たちも地域で生活している一員として
少しでも力になっていこうと
メンバーとスタッフで何度かの
話し合いをした結果、
歳末たすけあい募金に協力することを決めました。
11月6日に行われた市民祭での
ポップコーンの売り上げの一部と
メンバーとスタッフからの募金をあわせて
10,000円を国立市社会福祉協議会に寄付しました。
これからも地域との繋がりを大切にしながら
日々の活動を進めていきます!
国立市公民館の中高生のための学習支援事業「LOBO☆くにスタ」で開かれたクリスマス会に参加させていただきました。ピアスでは、このLABO☆くにスタに月1回程度お弁当をお届けしています。
12/14当日は、3つのグループに分かれて、それぞれのグループで2品作りました。私が入ったグループでは、カボチャのミルク煮とチキンカツを作りました。ケーキを担当したグループでは、オーブンに入れた生地が横からマグマのように溢れでてきて、大慌て。
手慣れない感じがありながらも一所懸命やっている姿が微笑ましく、私もできることをお手伝いしていきました。この事業にスタッフとして参加している大学生は、一つの大学からではなく、それぞれの大学で募集をみて、応募されてきた学生さんだそうです。何人かの学生さんや地域のボランティアの方たちとお話をしていく中で、それぞれの思いや楽しさを教えていただきました。
山のように出来上がった料理は、食べ始めるとあっという間になくなっていきました。特にみんなでアイデアを出し合いながら、なんとか形になったケーキは、また格別に美味しかったです。私たちが届けるお弁当も、こうしてあっという間に喜んで食べていただけているのだろうと思います。この事業に、少しでもかかわらせていただいていることに、喜びを感じる時間でした。
地域貢献は、今、棕櫚亭の大きな目標の1つでもあります。これからもどんどん地域の事業にも目を向け、一緒に参加したり、企画をしたり、やれることをどんどんやっていきたいと思います。
(増田静枝)