はれのちくもり ピアス通信第7号を発行しました。今号は厨房(弁当宅配部門)を特集しました。クリックして、ぜひご覧ください!
はれのちくもり ピアス通信第7号を発行しました。今号は厨房(弁当宅配部門)を特集しました。クリックして、ぜひご覧ください!
なびぃ通信最新号をお届けいたします。
今回の特集記事は認知行動療法の研修に参加したのでその内容のご紹介をしています。
そのほかには、開所日・プログラムの予定などを掲載しています。今回は閉所日がありますので、ご注意ください。
半期での人事異動がありましたので、記事内容でご確認ください。
なびぃ通信の内容についてのお問い合わせはなびぃまで。
9月の談話室では、東京YMCA医療福祉専門学校からの実習生を6名お迎えし、
【ストレス対処と余暇の過ごし方】をテーマに総勢30名でディスカッションを行いました。
各々の趣味やリラックス方法、気分転換方法を話しながら、
皆さんの考える“余暇”についてグループで話し合いを行い、共有をしました。
そして、生活のなかの自由な時間を休息・発散・自己啓発にバランスよく有効活用し、長く働き続けていこう!!とのまとめとなりました。
スポーツや料理、写真を撮るなど、次回の談話室までに取り組んでみたいこともそれぞれで挙げました。
今回の談話室では、「自分ではやったことのない趣味の話しを聞けて参考になった。」
「自分で取り入れられるものは積極的に取り入れていきたい。」などの感想が寄せられました。
メンバーの方々の趣味を聞き、意外な一面を知ることができました。
共通の趣味を持っている方々で盛り上がっていたり馴染みのない趣味の話で盛り上がっていたり、
新たなつながりができていたのでとてもうれしく思いました。
次回の談話室はどのように盛り上がるでしょうか!?
☆昭和記念公園でBBQをしました!!☆
●メンバーの皆さんが外に出る楽しみを体験できるように定期的に楽しいイベントを行っています。
*9月23日(金)にバーベキューを行いました。
あいにくのお天気でしたが、雨の中たっぷり楽しみました!(^^)!
みんなで協力して準備!(^^)/
雨だってテントがあるから大丈夫!
みんなで食べると、とっても美味しいです。
野菜もたっぷり食べました。
”野菜”や”きのこ”は美味しくて栄養満点!
色々なお肉や焼きそばも食べてお腹いっぱいです )^o^(
炭火で焼くと美味しいですね。
★棕櫚亭Ⅰは今後も楽しいイベントを定期的に行っていく予定です。
10月予定表はこちら
棕櫚亭には毎日多くのお客様が見えますが、時にとても懐かしい人が、顔を出してくれることもあります。今日は利用者のモニタリングに来たあさやけ作業所の伊藤善尚さんとピアスのお弁当を食べました。この道40年の方なので、昔話に花が咲きました。共同作業所つくりに情熱を燃やしたけれど、大きな文脈から見たらどういうものだったのだろう、これから福祉はどんな形になるのだろうなど話はつきません。いろいろな話の中で改めて見えるものもあるようで、あっという間の1時間でした。(天野)
9/29多摩あおば病院デイケア利用者4名とデイケアスタッフ1名、デイケア利用者でピアスOBのTさんと6名の方々にご参加いただきました。
多摩あおば病院デイケアでは就労準備グループという就労に関心興味のある方々に向けて『一般就労・障害者雇用・準備訓練について』学習をされているそうです。
今回はピアス・オープナーの訓練やサービスについて説明させていただいたり、実際の訓練場面を見学して頂きました。説明の際にはピアス利用者の方々に実際参加している作業部門についてご説明いただいています。『自分の病状のサインを知ることが出来た』『調子が悪くなる前に対処することが大切』『訓練を段階的に進めることでスムーズな利用が出来ている』などの利用者の皆さんがピアスを利用しての実感をお話しいただいたので、見学された方がピアスを使うならとイメージして頂くことが出来たでしょうか?
ピアスは今後も医療機関や施設の方、企業の方、地域の方々の見学をお受けしておりますのでご希望がありましたら、ピアスまでご連絡頂ければと思っております。
ピアス 副施設長 吉本佳弘
★ 第31回 ”くにたち福祉のつどい” に参加しました ★
■ 9/10(土),9/11(日)に 国立福祉会館で開催された 「第31回 くにたち福祉のつどい」 に参加し、
「絵画作品」を展示しました。
■見て下さった方々にアンケートをお願いし、色々な感想・ご意見をいただきました。
◆ 心の栄養になりました。
◆ どの作品もテーマに相まって描かれ、楽しかったです。
◆ 作品に力があり、豊かな感性にあっぱれ。
◆ 色がきれいで思わず足が止まりました。
◆ 色づかいがとても素晴らしい。
・・・等 良い評価ばかりです。
たくさんの方に見ていただきました。 ☆福祉会館の広い廊下が展示会場です!
■棕櫚亭Ⅰでは、数年前から 月に2回 プログラムとして絵画教室を行っています。
小堀令子先生にご指導いただき、1人ひとり自由に楽しく描いています。
■毎年「絵画展」を開催し、地域のみなさんにも描いた作品をみていただいています。
■今年は、「絵画ワークショップ」も開催し、地域のみなさんと一緒に楽しく絵を描きました。
9月26日(月)「相模原事件に対するアピール行動」が参議院議員会館及び日比谷公園周辺で行なわれました。多摩棕櫚亭協会からも8名の職員が参加しました。途中、シュロの会(家族会)の植松さんとも合流することができました。
行動でのアピールポイントは4点で、以下のとおりです。
①19人ひとり一人に思いを馳せ、追悼する。
②「障害者はいなくなればいい」存在ではない。
③措置入院の強化、施設や病院の閉鎖性を高めることに抗議する。
④障害の有無によって分け隔てられないインクルーシブな社会をつくる。地域生活支援の飛躍的拡充を求める。
多摩棕櫚亭協会は「相模原殺傷事件」について、これからも継続的に事件について見聞を深めながら、いろんな切り口で考え、皆で知恵を出しながら、発言していきたいと考えています。
(参加した職員の声)
棕櫚亭でもこの事件について、メンバーの方々も含め、自分の思いを語り、忌憚のない意見交換をすることが大切なのではないかと感じた。自分の障害について考えながら魂の通った対話を通じて、社会を皆で支え・支えあうとする姿勢や実感を得るというプロセスが改めて大切だと思った。そういう意味でも今回のアピール行動は、議論の場ではなく、対話集会だったことがよかったと思う。(櫻井)
様々な障害者がこの事件については本当に発言したい、訴えたいという思いで集まっていました。立場や意見は様々だけれど、とにかく障害があることで排除しないで、多様性を認める社会にしようという思いは一つだと感じました。(天野)
いろいろな立場によって、捉え方や意見の違いがあるということを実感しました。また、施設サービスのあり方、匿名性、建て替えのことなど今まで自分があまり深く考えていなかったテーマがあることも学びになりました。「命の価値」というテーマについても、「そもそも命が価値というものの生みの親だから」という捉え方にもなるほどと思いました。この事件を、社会全体の問題、そして、社会を形作る一人一人の問題と考える人がたくさんいることに少しほっとし、わたしも、自分の中にもある暗闇から目を背けないでいこうと強く思っています。(伊藤)
今回参加するにあたってプラカードを作ったのですが、掲げたいメッセージを考えながら、本当にこの事件は多くのテーマを含んでいることを改めて実感しました。とても一言では収まらず、結局は、参加できなかった職員の想いも含め4つのメッセージを背負って歩きました。
今、多くの雑誌などで事件の特集が組まれています。追悼集会にて多様な団体や立場の人間が一同に集い、この出来事が抱える様々な側面に対する想いを語り合ったことに意義があり、これだけの議論のきっかけを与えてくれた事件を決して風化させてはならない、我々は考え続けなければならないと、痛切に感じました。 (尾崎)
今回のアピール行動に参加して感じたことは、自分が一面的にしか物事を見ていないということです。山ゆり園の施設の建て替えについても然り、「障がい者はいなくなればいい」という考えに対して、「それは間違っている」というだけでなく、その考えに正面から向き合って議論を深めていくことが大切なのではと感じました。それを実行するのはとても難しいことですが、自分の身近なところから始められたらと思います。 (工藤)
集会に参加して、いかに今回の事件が多くの人達にショックを与えたか、偏見を持つ人達がいまだに多い事をまのあたりにしました。又私達が、進めてきた事と反対の方向へ進もうとする動きも出てきている事も知り、歩みを止めず、ここで自分も負けないように、職員として、一個人として、常に何かできる事は無いのか?ということを考えていかなければならないと強く感じました。(馬川)
今回参加して、この事件が国や当事者、家族と多くの人に与えた影響の大きさを感じました。この悲しい事件を「ただ悲しい」と思うだけではなく、悲しみから障害を持った方々のこれからを変えたい・変えていかなければという強い決意の声を直接聞くことができ、改めて自分にできることは何なのかを問うきっかけになりました。(本田)
いろいろな立場や背景の方の話が聞けて、まさに多様な場でした。熊谷さんという方の、「障害者は価値のない存在では無くて、価値を生む母なのだ」(たしかそんな話でした)という言葉が心に残りました。
アピール行動は、大きな声が出せて楽しかったです。始まったら、アッと言う間でした。(田村)
去る8月26日(金)に、「リカバリー全国フォーラム2016」の分科会に参加をしました。
会場には当初の予定人数よりも大幅に上回る約80名の当事者、ご家族、支援者の方々に足を運んでいただきました。「発達障がい者の就労」というテーマで、ピアス卒業生の千濱友之さんと私が講演を行いました。ピアスでの就労トレーニングの実際と、CESプログラムの説明を中心とした内容でしたが、質疑応答も活発に行われました。
前半はJSN東京の浦野さんから「就労移行支援事業所における発達障害者への効果的な援助要素」に関する調査報告とJSN東京の紹介がありました。そのなかでご本人が自己理解すること、そして自ら周囲へ提示していくことができるようになることが有効であるとの話をされていました。棕櫚亭と同じ理念であること、そして自分たちが必要だと思っていたことが必要であるとの報告に改めてその重要性を感じました。
後半はピアス卒業生であり、現在オープナーを利用されている千濱友之さんにお話をしていただき、私のほうからピアスの訓練内容を、特にCESプログラムについて話をしました。大学卒業後、教職員として働いていたときに苦労したこと、ピアスに繋がりCESプログラムを含む訓練を行い就職した経緯、就職してから色々な葛藤があったことを赤裸々に語っていただきました。その中でピアス利用開始当初は「相手のことを考えなければいけない意味がわからない」とおっしゃっていました。しかし今では「人との繋がりが大切で、そのために自分のことを自分で伝えて相手に知ってもらうことが必要なのだ」と語ってくださいました。千濱さんの発表が終わると時間内には答えきれないほどの質問の声があがり、その中には支援者として考えさせる質問もありました。
また、アドバイザーとして登壇されていた笠井さんからは会場からの質問に対して「発達障害という言葉が先行しすぎている」「就労するステージにあがると就労出来るか出来ないかをジャッジをされることになる」という目まぐるしく変わっていっている障害者の就労支援に対して、支援者にも陥りがちな視点を言葉にしてくださいました。
今回、千濱さんの言葉を聞いて、私は発達障害をお持ちの方にコミュニケーションの必要性と自己理解の大切さを伝え続け、人と繋がることで働く喜びを感じていただけるように支援していきたいと思いました。
本田 美咲